西日本新聞

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ツキノワグマ

 全国で推定1万3千―3万頭が生息している体長120―145センチの中型クマ。胸に三日月形の白色の毛があるのが特徴で、日本、中国などアジアに広く分布。木の実を好んで食べるため、広葉樹の多い東日本で生息数が多い。日本のクマは、北海道のヒグマと本州以南のツキノワグマのみ。


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 ●2000年以後も目撃情報


 ▼宮崎県高千穂町の写真家・栗原智昭氏の話 祖母・傾山系で2000年から、カメラの無人撮影などでクマを捜している。10年間に得られた6件(8頭)の目撃情報は信頼性が高い。種類は不明だが、野生のクマの生息が示唆された。九州も四国程度(推定30―50頭)いるのではないか。


 ●絶滅判断に調査必要


 ▼茨城県自然博物館の山崎晃司首席学芸員(日本クマネットワーク代表)の話 九州由来のツキノワグマは戦後ほどなく、危機的状況になった可能性が強まった。ただ「絶滅した」と最終判断するには、環境省や関係県が連携し、あらためて生態調査などを実施する必要があると思う。

(2010年9月7日掲載)


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