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ワクチン接種、病気で困難な生徒に「配慮が不十分」

2021/09/15 20:08 (2021/09/15 20:21 更新)

福岡県内の中学校に通う子どもを持つ親です。子どもから聞いた話に驚き、親子ともに心を痛めています。

9月上旬、先生が教室で「コロナのワクチンを接種した人?」と手を上げさせたそうです。当時、教室には35人ほどの生徒がいました。

私の子どもには、ワクチン接種にかなりリスクを伴う病気があります。ただ、外見からは病気などを抱えていないように見えます。「自分のようにワクチンを接種できないケースがあることを、先生はまったく考えていないようだった」。その日の帰宅後、子どもは私の前で泣きました。特に思春期の子どもにとって、病気のことは友だちには知られたくなく、ワクチンを接種できない理由を周囲にうまく説明できないことも苦しんでいるようです。

「堂々と胸を張って生きていいんだから」。子どもにはそう伝えました。

ワクチンを打ちたくても打てない人がいます。そのような事情や痛みに敏感になってほしい。そんな配慮が特に学校には不可欠だと思い、投稿してみました。

【あなたの特命取材班から】
取材班はこの中学校に問い合わせました。学校側は、該当する先生に確認し、「そういった事実があった」と認めました。校長は「軽率な行為だと捉え、厳しく指導した。本人も非常に反省している」と回答。当該地域の教育委員会は「感染者やワクチンを打つことができない人に対して差別がないよう、学校に文書で通達したり、動画を制作したりし、啓発していた」とのことでしたが、現場では徹底されていなかったようです。(竹中謙輔)

寄稿者:福岡県在住

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