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【回答】感染防止の飲食店認証に不信感

2021/10/06 12:47 (2021/10/21 10:57 更新)

福岡県内で飲食店を経営しています。県の「感染防止認証店」制度について、疑問を感じています。調査員によって不公平な認証になっていないでしょうか。

県の認証申請の受け付け開始は7月。すぐに予約し、9月に県委託の調査員が訪れました。

調査員から、食事を提供するときはゴム手袋をするように指摘されました。ただ、弊店は鉄板で料理を出すのでゴム手袋ではすべります。

4人掛けのテーブル席に十字型のパーテーションを置くように、との指導もありました。これも、片側からしか料理を提供できない席では、奥のお客さんにパーテーションの上から料理を出さないといけないので、とても危険です。「この2つがクリアできなければ認証できない」とのことでしたので、認定を諦めました。

もちろん、感染対策には十分に気を付けているつもりです。

約300万円の費用を掛け、パーテーションを全テーブルに取り付け、空気清浄器5台、加湿器4台、換気エアコンを設置しました。お札や小銭も消毒しています。

そのため、福岡県飲食業生活衛生同業組合からは、同組合のガイドラインは100%をクリアしており、「県の認証も通るでしょう」とお墨付きもありました。

弊店は、お客さんから信頼を寄せてもらっており、無理して県の認証を受ける必要はないと判断しました。ただ、10月14日までの時短要請で、認証の有無で1時間の営業時間差を設けられたことが不公平だと思い、投稿しました。

おそらく、高齢や外国人の店主は、県の基準に合わすことは容易ではないでしょう。同業者の間でも、認証制度は評判が悪いです。同じ思いをしている方、いらっしゃらないでしょうか。

【あなたの特命取材班から】

投稿者の店を訪ねました。パーテーションや空気清浄器、加湿器、検温器などが設置してあり、対策に力を入れていることが一目で分かりました。一方、約100㍍先の認証を受けている飲食店に行くと、パーテーションなどはなく、投稿者の店とかなり差があるように見えました。店主によると、調査員から「割りばしとつまようじを紙で包むように」と指摘され、対応して認証を受けたとのことです。料理の提供に、手袋は付けていませんでした。

県新型コロナウイルス感染症対策本部に問い合わせると「料理の提供に手袋をしないといけない」という基準はないとのこと。「投稿者の話が事実であるならば、不勉強な調査員だったかもしれない。再教育しないといけない」との回答でした。

パーテーションをテーブルに置けない場合も、1㍍の間隔を空けるなど代替案を提案すれば、必ずしも置かなくても良いそうです(福岡県の認証基準はこちら)。

民間企業に委託している調査員は約200人。10月4日時点で約1万2191店から申請があり、県は4706店を認証。県内には飲食店が約3万店あります。「調査員の指導に対して、是正の仕方が分からない場合はコールセンターのアドバイザーに相談してほしい」と県は呼び掛けています。

県感染防止認証制度コールセンター=(0120)236630。平日午前10時~午後5時。(竹中謙輔)

寄稿者:福岡県内在住

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