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公園に喫煙者が集中、いいの?

2021/12/13 16:53 (2022/01/19 11:11 更新)

「あなたの特命取材班」に、公園内の喫煙所を問題視する投稿が複数寄せられています。

《投稿①》1歳の息子が通う保育所には園庭がなく、外遊びは近くの公園を使っています。ただ、公園には喫煙所があり、大人がマスクを外して喫煙しているので副流煙など健康被害が心配です。灰皿を撤去したからといって、ポイ捨てする人が多くなるのではないかとも思います。子どもたちのために、何かできることはないでしょうか(福岡市内の30代女性)。

《投稿②》公園が近隣の会社の喫煙所と化しています。子どもたちが遊ぶ場所です。何とかならないでしょうか(福岡市内の50代男性)。

【あなたの特命取材班から】

2020年4月に改正健康増進法が全面施行され、多くの人が利用する施設では喫煙室を除き、原則全面禁煙となりました。職場や飲食店、コンビニ前などで灰皿を撤去するケースが相次ぎました。その影響で、都心部を中心に、公園に喫煙者が集まっているようです。

福岡市の公園管理担当者に聞くと、灰皿は原則「新設はしないけれども、喫煙者が多い場合は、自治会など近隣の意向を聞いて設置の有無を決めている」とのこと。ただ担当者も「灰皿を置くと喫煙者が押し寄せるし、置かないと所構わず吸われて、ポイ捨てもされる」と頭を抱えています。

日本たばこ産業(JT)は、自治体が公園に喫煙所を設置する際に灰皿を寄付し、ついたてなどで副流煙対策も支援します。福岡市や福岡県は寄付を受け、2020年度から天神中央公園(福岡市中央区)や長浜公園(同)に喫煙所を整備。大濠公園(同)でも整備を進めています。一方で、吸い殻や空き缶が散乱するなど利用者のマナーが悪かったとして、以前から設置されていた同区の公園2カ所からは灰皿を撤去しました。

厚生労働省の2010年通知では、受動喫煙対策の基本的な方向性として「多数の者が利用する公共的な空間については、原則として全面禁煙であるべきである」としました。ただ、その後の改正健康増進法では公園での喫煙については明記はなく、同省担当者は「規制の強化は考えていない」と説明。国土交通省の担当者も「公園は一般公衆が利用するための場所で、一律に全面禁煙にし、喫煙者を排除するのはなじまない」と話しています。

市民の憩いの場である公園の一部が、たばこで煙たい状況のままでいいのでしょうか。一方で喫煙者側はどうすれば良いのでしょうか。引き続き、コメント欄にご意見をお寄せ下さい。(水山真人)

寄稿者:福岡市在住

(こちらの調査依頼は回答済みです)

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