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10万円給付、虐待「疑い」の親にも・・・

2022/01/07 12:40 (2022/01/16 23:30 更新)

虐待を受けた子どもを預かる施設関係者です。18歳以下の子どもへの10万円給付について、国や自治体にもう少し考えてほしいことがあります。

虐待の疑いで児童相談所に「一時保護」される子どもについては、親に10万円が支給されます。

親と引き離す必要があると児相が判断し、「措置委託」と確定している場合、お金は預かっている施設に入ります。その後、子どもの口座に振り替えます。

私の施設では、昨年から高校生を一時保護で預かっています。親は明らかに子育てできる状態ではないですが、措置委託までには至っていません。10万円も虐待したとみられる親に振り込まれます。

そうなれば、いったい誰のための給付金でしょうか。一時保護で預かっている子どもに対してのみ、いったん支給をストップするといった処置はできなかったのでしょうか。

【あなたの特命取材班から】

内閣府や関係する自治体に問い合わせました。

10万円給付は、児童手当と同じ制度で運用します。児童手当でも同じように、虐待を受けて施設が預かっている子どもについては「措置委託」の場合は施設などにお金が振り込まれますが、「一時保護」期間は親に入金されます。

昨年9月30日の時点で、児童手当がどの口座に振り込まれているかで、今回の10万円給付の振込先も決まります。

関係自治体によると、2021年末までに中学生以下のほぼすべての世帯に10万円給付を完了したそうです。高校生については現在、申請を受け付け中です。自治体の担当者に投稿者の問題意識を伝えると「児童手当と同様に、一時保護は経過観察に当たるので親に振り込むことになる。自治体が独自にルールを変えることはできない。給付金を誰がもらうかの線引きは、非常に難しい」と話しています。(竹中謙輔)

寄稿者:九州在住

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