ちょっと聞いて
くらし

町内会の未加入世帯が増えて困っています・・・

2022/01/14 15:56 (2022/01/22 0:18 更新)

福岡県内に住んでいます。最近、町内会(自治会)の下部組織にあたる「隣組」を脱退する人が目立っています。

私は隣組の組長を務めたことがあります。自治体広報や回覧板を会員の自宅に配るなど地域活動に積極的に参加してきました。

私の町内会では毎月400円の会費を納めます。参加しない世帯は「経済的負担」を理由にするケースが多いようです。「順番に回ってくる組長になりたくない」「町内活動に関わりたくない」などの声も聞かれます。

町内会費は主に、地域の清掃や消毒、災害対策、街灯の電気料金に充てています。非加入者もこういったサービスの恩恵を受けることはあるので、加入者だけの負担に不公平感も生じます。せめて、会費だけでも納めてもらいたいです。

未加入者の現状について、行政もどう考えているのでしょうか。加入を促す取り組みをしているのでしょうか。それぞれの地域の実情を知りたく、投稿しました。

【あなたの特命取材班から】

投稿者が暮らす自治体や、福岡県内の政令市に問い合わせました。

この自治体には50を超える町内会があり、加入する市民の数や割合は把握していないとのこと。「町内会参加を推進してはいるが、あくまで任意の団体だ」とし、「加入促進の目立った取り組みは今のところしていない」と回答しました。

北九州市によると、一部の町内会では、町内会に加入していない人にも地域の街灯の維持管理に掛かる費用を負担してもらっているそうです。行政としても、新たな住民への加入促進に取り組んでいます。市内に新しいマンションが建設された際、マンションの管理組合に対して、入居者の自治会加入を規約に組み込んでもらうよう、5年以上前から市が依頼しているそうです。

福岡市は町内会の加入状況を把握していました。2018年度に実施した自治会長へのアンケートによると、加入率は85.7%でした(アンケートの回収率は75.7%)。町内会など地域組織の役割を新たに明記する条例の制定を現在、検討しています。2月に始まる市議会定例会に条例案を提案する方針で、1月21日までパブリックコメントを募集しています。

一部自治体では、町内会の意義を認め、加入促進へさまざまな取り組みを始めているようです。皆さんのお住まいの地域ではどうですか。町内会の加入状況も含めて、こちらのアンケートにお答えください。(竹中謙輔)

寄稿者:福岡県内在住

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