調べてほしい
くらし

図書館の本購入予算、減っているの?

2022/05/27 18:00 (2022/06/18 11:15 更新)

投稿

福岡市の図書館に、読みたい本の購入リクエストをしてきました。この2、3年、「購入が難しい」「検討の結果だめでした」ということが増えてきたように感じています。福岡県内のほかの自治体の図書館から貸し出してもらうこと(相互貸借サービス)もたびたびありました。

福岡市の図書購入予算が大幅に削られているのでしょうか。私は年金暮らしなので本の購入は限られます。予算の動向などを知りたいです。

あなたの特命取材班から

福岡市総合図書館の図書サービス課に聞きました。

図書購入費については2016年度7746万円(決算ベース)、17年度6924万円(同)、18年度8615万円(同)、19年度9334万円(同)、20年度1億1976万円(同)、21年度9210万円(予算ベース)、22年度7966万円(同)。20年度は早良南図書館の新設に伴い費用が一時的に増えていますが、毎年度7000~9000万円程度で推移しています。

どのような方法で、新刊購入を決めているのでしょうか。

基本的には、「週刊新刊全点案内」というカタログをベースに、図書館司書を中心とした毎週の会議で購入本を決めます。図書館にある「リクエストカード」で寄せられた利用者からの声もその際、反映されるそうです。福岡市には総合図書館のほか11分館が各区にあり、各図書館ごとに会議が開かれ、購入本については全館調整も行っています。

福岡市で毎年購入される新刊は約2万5000冊、毎月2000冊ほどに及びます。予算規模が前提となりますが、人気がある本に加え、専門性の高い書物などもそろえる必要があります。専門的な本を選ぶ場合は、既存の本との類似性なども考慮するそうです。市総合図書館では、一般に閲覧できる本が約60万冊、閉架書庫にさらに65万冊ありますが、所蔵場所が少なくなっている「スペース問題」もあり、購入を大きく増やせない一因となってきています。

市図書サービス課は「良い本をそろえられるかどうかは、図書館で最も大切な業務の一つ。新刊の選定方針については市民に丁寧に説明していきたい」としています。(竹次稔)

寄稿者:福岡市在住

PR

PR