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高校求人の対応、福岡には「ローカルルール」がある?

2022/06/20 18:00 (2022/06/29 11:40 更新)

投稿】企業による高卒求人の手続きについてです。

福岡労働局・ハローワーク福岡中央(福岡市)でも6月1日から、求人票の受け付け手続きが始まりました。7月1日に解禁となります。ところが、このハローワークが5月24、25日に実施した説明会に参加していない企業は、求人票を受理してもらえないルールになっています。私たちの会社は参加できませんでした。次回の説明会は7月中旬と言われました。

7月1日以降、通常であれば、ハローワークに受理された求人票を急ぎ高校の進路指導担当者に持ち込んだり、郵送したりします。その後、学校側が大量の求人票を一覧表にまとめ、生徒が一覧表を目にできるのが1学期末ぐらい。それから、8月上旬までに生徒たちは応募したい企業を選びます。9月上旬から学校側が企業に推薦を行い、企業選考がすぐに始まります。

つまり、ハローワークが7月中旬に第2回目の説明会をやっても、この大きな流れから遅れてしまい、生徒の目に入りづらくなります。中小企業の人手不足は深刻になるばかりです。わが社は今年の高卒求人を諦めざるを得ないと思っています。

説明会を求人票受理の条件にしているのは、どこも同じなのでしょうか。

あなたの特命取材班から

まず、同じ九州北部の佐賀労働局、長崎労働局に聞くと、同様の説明会への参加を「6月1日からの高卒求人票の受理条件とはしていない」とのことでした。

急ぎ、ハローワーク福岡中央に確認しました。

5月24、25日に福岡市内であった説明会に参加できなかった場合、7月14日の次回説明会への参加を促していました。実質的に、説明会への参加が求人票受理の条件となっていました。その理由として「就職差別につながる面接での注意点や高卒の独特の採用スケジュール、魅力的な求人票の書き方をよく理解してもらいたい」ことを挙げ、まずは入り口となる集団説明会への参加を企業側に求めていました。

24、25日の参加企業は約600社。これまで数社に限り、参加できなかった企業について窓口で説明会の内容を解説し、求人票を受理してきた例外的なケースがあったそうです。ただその数は「片手に入るぐらい」(同ハローワーク担当者)だそうです。

ハローワーク福岡中央を管轄する福岡労働局にも聞きました。福岡県内のほかのハローワークでも、5月中に開く説明会への参加を企業側に促しているそうです。ただ、ハローワーク福岡中央のように、参加を求人票受理の実質的な条件としているハローワークがほかにあるか、全体を把握はしていませんでした。

ハローワーク福岡中央は九州でも最大規模です。規模が大きくなると、求人を出す企業数も増えることから、個別対応がしづらく、集団説明会の参加を強く推奨してきたそうです。

一方、2020年度と2021年度は、新型コロナウイルスの感染拡大で説明会を開催できず、求人票受理の制限はありませんでした。19年度以前は、22年度と同様の対応だったとしています。ちなみに佐賀労働局では、説明動画をホームページで公開しています。(竹次稔)

寄稿者:福岡県内の関係者

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