福岡市中央区六本松に… デスク日記 1/19 10:47 福岡市中央区六本松によく通った飲み屋があった。昨年閉店した「ひろ」。キープボトルがあれば千円でお釣りがくる安さも良かったが、最大の魅力は1人で切り盛りする玲子ママ(年齢は...
囲碁・将棋とAI デスク日記 1/18 10:47 囲碁・将棋欄の観戦記には毎回のように、人工知能(AI)への言及がある。人間を超す棋力を持つAIを使い、各棋士が研究を続けているためだ。「新しいAIを導入して、視野を広げる...
交流に影を落とす再拡大 デスク日記 1/17 10:47 「若い子とおしゃべりすると元気をもらえる。ずっと心待ちにしていました」。80歳の女性は笑顔を浮かべ、女子生徒2人と食事を楽しんだ。長崎県諫早市の諫早農高生活科学科では、2...
軍神から戦争協力者へ デスク日記 1/16 10:47 1935年に鹿児島市で生まれた母には海軍将校だった叔父がいた。まだ幼かった母とはあまり話をすることはなかったが、穏やかな印象の人だったという。叔父は、真珠湾攻撃の時、特殊...
マスクと晴れ着 デスク日記 1/15 10:47 「成人の日」の11日、出勤中に晴れ着姿の女性とすれ違った。熊本市の成人式は中止されたはず…と思いつつ、式典会場だったホールの前を通ると、スーツや晴れ着に身を包んだ若者たち...
盃の口縁はキッスの味 デスク日記 1/14 10:47 地方の支局勤務では窯元を取材する機会も多い。相手が左党と分かれば、これ幸いと酒器について尋ねてきた。福岡県八女市星野村の陶芸家で、詩人でもある山本源太さん(78)に8年前...
真っ暗だった正月の実家 デスク日記 1/13 10:47 真っ暗なリビングに思わず後ずさりした。元日の午後、食料品でも届けてやろうと訪ねた80代の両親宅は、カーテンが閉め切られ、暖房や照明も消されたまま。一瞬「緊急事態か」と焦っ...
断捨離を始めてみたものの デスク日記 1/12 10:47 コロナ禍で時間に余裕ができたため、「断捨離」をすることにした。大量の本、家電、雑貨、衣類…。不要な家財道具が対象だ。まずは雑誌の整理から始めた。「もう読まない」「ここ数年...
上手になればなるほど デスク日記 1/11 10:47 年の瀬に会った、ある音楽家の言葉にどきっとした。「楽器を弾くことが上手になればなるほど、自分に酔ってしまう。独りよがりになってしまうんですね。音楽の深さ、難しさを遠ざけて...
多彩だった地域版 デスク日記 1/10 10:47 1日付本紙の紙面編集に関わった。新年最初の地域版紙面は、主に1段12文字で構成される通常面と比べ、写真のサイズもレイアウトも全くといっていいほど違う。都市圏版の「大宰府未...
不寛容な時代に願うこと デスク日記 1/8 10:47 大分県の温泉地、湯布院のある旅館経営者は、政府の観光支援事業「GoToトラベル」(一時停止)に否定的だった。「安く旅行して楽しみ、その後、通常に戻ったら、しばらくは旅行は...
悪夢のような音声入力 デスク日記 1/7 10:47 1年前のことだ。ニュージーランドの内国歳入庁から所得税還付の通知が届いた。働きながら勉強や旅行ができるワーキングホリデー制度を利用して、現地のユースホステルで働いたのは約...
田舎にいても大丈夫 デスク日記 1/6 10:47 小説家、町田そのこさん(40)の全著書を読破した。この4年余りで5冊、東京の有名出版社が相次ぎ商品化する実力の持ち主だ。福岡県京都郡にいながらプロ作家活動をする希少な人で...
冷たい態度で、ごめん デスク日記 1/5 10:47 ずいぶん長い間、冷たい態度でごめん。ピカピカに光って近寄り難い君は紛れもない本物だったのに、どうせ偽物だろうと、通り過ぎていた。教科書でおなじみの国宝「金印」。福岡市博物...
地元の夢を応援したい デスク日記 1/4 10:47 炭鉱電車が長い歴史に幕を閉じた。昨年5月のことだ。炭鉱があった時代に福岡県大牟田市と熊本県荒尾市で石炭や客車をけん引し、閉山後は三井化学専用鉄道を走った。横から見ると凸形...
新年も愛ある紙面を デスク日記 1/3 10:47 取材は恋愛に似ている。27年の記者経験に基づく持論だ。相手を深く知りたいと思い、駆け引きをする。共感や敬意を深め、関係を強めていく。その関係を維持すべく努力を重ねる。たと...
コロナ禍の溝を埋める薬 デスク日記 1/1 10:50 師走の夕方、バスの中。リュックサックを背負った20歳前後の男性が乗ってきた。席には座らず、すぐ荷物を前に抱え直す。後ろを通る人のためだろう。数日後は若い女性が「すぐ降りま...