立食、グラスは皿の上

バッグは肩や腕に掛けておく
バッグは肩や腕に掛けておく
写真を見る
料理は数品を美しく盛る
料理は数品を美しく盛る
写真を見る
グラスは皿の上に
グラスは皿の上に
写真を見る

 猫の小町と申します。皆さんがお困りのことをたちまち解決していきます。第3水曜は、さまざまな場面のマナーについて「フィニッシングスクール インフィニ」(福岡市)のマナー講師本多美智子さん(50)にお助けいただきます。

 忘年会や新年会、結婚式の2次会などで、立食パーティーが増えています。着席形式と比べて、落ち着いて食事をするというより、多くの人と談笑して過ごすことが基本ではありますが、どんな振る舞いが求められるのでしょうか。

 ●服装や持ち物は

 パーティー当日は何かと慌ただしいものです。まずは余裕を持って準備をしましょう。行われる時間や会場の格式を考慮して服装や靴、バッグなどの小物を決めます。立ったまま料理を取ったり食べたりすることを考えて、袖が邪魔にならない服装などを選びます。取り皿やグラス、フォークなどのカトラリーを持つので、手がふさがらない小ぶりのショルダーバッグなどが良いでしょう。

 会場には10~15分前までに着くようにし、大きな荷物やコートは事前にクロークへ預けます。

 ●食べる順番は

 一般的に立食パーティーの料理は、オードブル、スープ、メイン料理、サラダ、デザートなど洋食のフルコースと同じ順番で並んでいることが多いです。おいしそうだからといって、いきなりメイン料理を取ることは避けたいものです。きちんと並んで順番を待ち、流れに沿って時計回りに進みます。

 自分の番になったら、皿とカトラリーを取り、オードブルから皿にのせます。メイン料理も同じ皿に盛って構いませんが、山盛りにするのは品が良いとはいえませんので、一つの皿に2、3品程度にします。冷たい料理から温かい料理へと食べ進めるのが基本です。

 並ぶことを避けたいときは先に飲み物を取って、タイミングをずらして料理を取るのも良いでしょう。食べ終わった皿やグラスは、円形のサイドテーブルが用意されていることが多いので、その隅に置きます。料理が並んでいるメインテーブルには置かないように。また料理を取りに行くときは、新しい皿を使います。

 ●スマートな持ち方は

 立食では、片手で皿とグラス、カトラリーを持ち、常に利き手を空けておくのが本来のマナーとされています。グラスは皿の上にのせて、親指でしっかり支えます。しかし、上手に持つことができなければ、無理をせずにグラスと皿を別々に持っても構いません。その場合、料理を食べるときはグラスを円形テーブルに置きましょう。

 立食パーティーでは、自分のスペースが定まらないだけに、ちょっとしたことが他の人の迷惑になります。特に立ち止まる場所に気を付けて。また「壁の花」にならないように、できるだけいろいろな人と言葉を交わすのが大人のマナーです。出会いや会話を楽しんでくださいね。


=2017/12/20付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]