「つまらないものですが」はNG?お宅訪問マナー、手土産を渡す正しいタイミングとは

荷物を脇に置いて、両手で差し出す
荷物を脇に置いて、両手で差し出す
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足は組まず、そろえて一方に流す。膝が開くと見苦しい
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手土産は畳の上を滑らせて相手の方へ
手土産は畳の上を滑らせて相手の方へ
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敷居や畳のへりを踏んだり座布団を踏んで座ったりするのはマナー違反
敷居や畳のへりを踏んだり座布団を踏んで座ったりするのはマナー違反
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 猫の小町と申します。皆さんがお困りのことをたちまち解決していきます。第3水曜は、さまざまな場面のマナーについて「フィニッシングスクール インフィニ」(福岡市)のマナー講師本多美智子さん(51)にお助けいただきます。

 前回に引き続き、個人宅を訪問したときのマナーをお伝えします。用意した手土産は、いつどのように渡すのがよいのでしょうか。

 玄関に入った時に「本日はお時間をいただきまして、ありがとうございます」などと丁寧にあいさつをしてしまいがちです。そうすると部屋に通されてから同じことを再び言うことになります。玄関先では「お久しぶりです」「ご無沙汰しております」などの軽い会話にとどめ、部屋に通されてから、きちんとしたあいさつの言葉を述べるようにします。

 手土産は玄関先で渡すのではなく、部屋に通され、正式なあいさつを済ませてから。紙袋や風呂敷から出して渡します。本来ならば紙袋は持ち帰り、風呂敷は手早く畳んでしまいます。

 「つまらないものですが」と必要以上に謙遜するより、「地方の名産です」「甘いものがお好きと伺ったので」などと、心を込めて用意したことを素直に伝えた方が快いものです。

 ただし果物や花、生鮮・冷凍食品は室内に持ち込むことを避けたいので、玄関先で簡単なあいさつが済んだ後に渡しましょう。アイスクリームや生花などの生ものは「アイスクリームですので」などと一言添えるようにします。

 ●和室のマナー

 和室で手土産を渡すときは、両手の指をそろえて、手のひら全体を畳に付けるように、膝頭の前に「ハ」の字の形に置きます。あいさつをして、深く丁寧におじぎをします。

 手土産は相手から見て正面になるように向きを変え、必ず両手で畳の上を滑らせるように差し出します。

 あいさつや会話、手土産を渡すなどの動作は座って行うのが基本。立ったままの動作は避けたいものです。低い姿勢で静かな所作を心がけましょう。座った後は、初めから足を崩すのは見苦しいので、頃合いを見計らいましょう。女性はフレアスカートなどを着ておくと、崩した足を隠すことができます。

 ●洋室のマナー

 必ず立ち上がり、相手の顔を見てあいさつの言葉を述べます。おじぎは背筋を伸ばして、上半身を腰から折るように深く丁寧に。

 椅子に座る前に手土産を渡します。相手に正面を向けて両手で差し出します。

 ソファや椅子に腰掛けるときは、背もたれに寄り掛からずに、やや浅めに座ります。両足を一方に軽く流すようにすると見た目にもきれいです。ハンドバッグは横に置きましょう。

※この記事は2018/02/21付の西日本新聞朝刊(生活面)に掲載されました。

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