<お宅訪問マナー>お茶とお菓子のいただき方 失礼になってしまう行動とは?

テーブルが遠いときは、カップとソーサーを膝の上に置いて話す
テーブルが遠いときは、カップとソーサーを膝の上に置いて話す
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カップを両手で持つのはNG
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ナプキンを添えて食べこぼしを防ぐ
ナプキンを添えて食べこぼしを防ぐ
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食べ終えたら、フォークの先を隠すときれい
食べ終えたら、フォークの先を隠すときれい
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 猫の小町と申します。皆さんがお困りのことをたちまち解決していきます。第3水曜は、さまざまな場面のマナーについて「フィニッシングスクール インフィニ」(福岡市)の副校長本多美智子さん(51)にお助けいただきます。

 春は誰かの家を訪問する機会が増えますね。訪問先においては、リラックスし過ぎは禁物です。礼儀を欠いた態度にならないよう、お茶とお菓子のいただき方を確認します。

 ●飲み物

 「コーヒーと紅茶、どちらがよろしいですか」と聞かれたら、遠慮して「どちらでも構いません」と言ってしまいがちです。一見気を使っているようですが、実は相手を困らせていることになります。好きな方を素直に答えるようにしましょう。また、希望を伝えるときは「紅茶でいいです」ではなく「紅茶をお願いします」と言う方が、相手も気持ちの良いものです。

 お茶とお菓子をすすめられたら、軽い会釈、または「頂戴します」などとお礼を言って、お茶から口を付けます。ふた付きの茶わんは両手でふたを取ります。ふたは裏返して茶器の右側に置きましょう。お茶を一口飲んでからお菓子に移りますが、抹茶の場合は先にお菓子を口にするのがマナーです。

 ソーサー付きのカップは、カップだけを持って飲みます。ただしテーブルとの距離が離れているときは、カップを受けるようにしてソーサーも持ちます。その場合は飲むたびにテーブルへ戻す必要はなく、飲み終えてから戻します。

 カップにもう一方の手を添えたり、両手で持ったりするのは「お茶がぬるい」という意味になり、失礼なので気を付けましょう。

 ●お菓子

 ケーキなどは、左側からフォークで一口分ずつ切って食べます。食べこぼしを防ぐには、懐紙や紙ナプキンを使うとよいでしょう。皿ごと持って食べたり、手で受けて口元に運んだりするのはマナー違反になります。干菓子は手で持って食べて構いません。

 食べ終わったら、フォークの先を紙ナプキンやアルミで包んでおくと見苦しくないですよ。

 お菓子の包み紙や紙ナプキンなど、先方が出された物は持ち帰る必要はありません。食べ散らかした感じにならないように、出された皿の上にまとめます。

 ただし、持参した懐紙やティッシュペーパーなどは持ち帰るので、事前にポリ袋などを準備し、そっとバッグの中にしまいます。お茶だけ飲んで、お菓子に手を付けないこともあります。そのときはせっかくですからお礼を言って持って帰りましょう。

 ●後片付け

 親しい間柄であればなおさらのこと、後片付けを手伝った方がいいか迷ってしまいますね。そんなときは手伝いを申し出て良いでしょう。家人はその気持ちに応じた言葉を掛けてくれるはずです。そうでなければ、キッチンは入らないのが基本です。茶わんや菓子皿を片づける必要はありませんが、おいとまする前にテーブルの隅へ寄せておきましょう。

=2018/04/18付 西日本新聞朝刊=

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