博多のごりょんさん芦別へ 北海道の兄弟山笠見学 “裏方”同士で交流深める

「オイサ、オイサ」の掛け声とともに駆け巡る芦別健夏山笠の舁き山笠
「オイサ、オイサ」の掛け声とともに駆け巡る芦別健夏山笠の舁き山笠
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直会料理を準備する芦別市の女性と交流する「博多ごりょんさん・女性の会」のメンバー
直会料理を準備する芦別市の女性と交流する「博多ごりょんさん・女性の会」のメンバー
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 福岡市の旧市街、博多部でまちおこしに取り組む女性団体「博多ごりょんさん・女性の会」の西川ともゑ会長(66)らメンバー13人が、博多祇園山笠の「兄弟山笠」とされる北海道芦別市の夏祭り「芦別健夏(けんか)山笠」を見学するため、現地を訪れた。同じように祭りを裏方として支える芦別の“ごりょんさん”と交流を深めた。

 芦別健夏山笠は、博多山笠を特集したドキュメンタリー番組に感動した芦別市の有志が勇壮な祭りで地域を活気づけようと、1985年に始めた。現在は、三つの流(ながれ)の舁(か)き山笠が町を疾走し、飾り山笠も立つ。フィナーレ「追い山」は毎年7月の第3土曜日の午後。今年は20日にあり、「清道入り」の後、駅前の「廻(まわ)り止め」を目指して約2キロを駆け巡った。

 健夏山笠の話を聞き、「一度は北の山笠を見てみたい」と、メンバーたちが会の設立20周年事業として節目の年に訪問した。追い山当日に現地入りし、スタート前に直会(なおらい)料理を準備する同市栄町の「栄流(さかえながれ)」を訪問した。煙を上げながら豪快に焼かれる丼用の豚肉や豆腐入りの豚汁、ナスの塩漬けなど、博多ではあまり見られない料理を味わいながら、お互いのメニューや祭りについて会話を弾ませた。同会が作成した博多山笠の直会料理本も手渡して、各流が受け継ぐ伝統料理も紹介した。

 西川会長は「町の盛り上がりが素晴らしかった。ごりょんさんたちも、北の大地で一生懸命料理している。祭りを介し、博多と芦別の心が通じ合ったと思うので、機会があればぜひ博多にも来てほしい」と話した。


=2013/08/03付 西日本新聞朝刊=

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