博多織伝統工芸士に中島さんと木下さん 工芸館で認定証授与

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 2017年度の伝統工芸士試験に博多織の製織部門で大野城市の中島英子さん(47)=はかた匠工芸、写真左、染色部門で福岡市南区の木下隆司さん(45)=木下染色工場、同右=がそれぞれ合格し、1日、福岡市博多区上川端町のはかた伝統工芸館で認定証の授与式が行われた。

 伝統工芸士は経済産業省指定の伝統的工芸品の産地で12年以上の実務経験を持つ職人を対象に、一般財団法人の伝統的工芸品産業振興協会(東京)が認定する資格。

 中島さんは2004年から約14年にわたって博多織の織元3社に勤務したベテラン手織り職人。木下さんは家業の染色工場で23年以上絹糸の染色に携わり、献上柄に必須の「ススギ草木染」を得意とする。

 認定式では、市伝統的工芸品振興委員会の寺嶋貞夫会長が「今年は博多織伝来777年の節目の年。これまでの経験を生かし、業界のリーダーになってほしい」と激励の言葉を送ると、中島さんは「これからも日々精進し、任せておけば間違いないと信頼される織り手を目指したい」。木下さんは「代々伝わる伝統染色を継承し、さらに高みを目指して他の産地に負けない染色家になる」と抱負を述べた。

=2018/03/02付 西日本新聞朝刊=

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