ほんのり灯明 博多包む 謝国明の慰霊祭 供養塔大施餓鬼

巨大な盆ちょうちんが幻想的にゆらめく高砂連の供養塔大施餓鬼
巨大な盆ちょうちんが幻想的にゆらめく高砂連の供養塔大施餓鬼
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多くの灯明が並んだ謝国明遺徳顕彰慰霊祭
多くの灯明が並んだ謝国明遺徳顕彰慰霊祭
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多くの露店が並び、盆踊りで盛り上がった御供所夏祭り
多くの露店が並び、盆踊りで盛り上がった御供所夏祭り
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 鎌倉時代に博多の発展に尽くした南宋出身の豪商、謝国明をしのぶ「遺徳顕彰慰霊祭」(大楠様千灯明祭)が21日夜、福岡市博多区博多駅前1丁目の承天(じょうてん)寺分境内で開かれた。同区御供所町の聖福寺では、大きな盆ちょうちんを飾って先祖の霊を慰める「供養塔大施餓鬼」と恒例の「御供所夏祭り」が開幕(いずれも22日まで)、博多の街は幻想的な明かりに包まれた。

 謝国明は、聖一国師を援助して承天寺建立に尽くしたり、凶作に苦しむ民衆にそばがきを振る舞ったりした善行で知られる。

 この日、分境内には多くの灯明が飾られ、承天寺の神保至雲住職が読経する中、地域住民らが続々と参拝に訪れた。地元自治会長の児玉悦喜さん(67)は「今年は雨も降らずたくさんの参詣者が訪れてよかった。この伝統を守り続けたい」と話した。

 聖福寺の供養塔大施餓鬼は、老人クラブの走りとされる地域組織「高砂連」(加藤和雄会長)の主催で、長さ2メートル前後もある巨大な盆ちょうちんが約30個並び、見物客を楽しませた。御供所夏祭りでは地元婦人会による盆踊りが催され、家族連れなどでにぎわった。

=2018/08/22付 西日本新聞朝刊=

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