20歳の「半玉」 初の大舞台 博多券番 乃々さん 「成長した姿見せる」 8日、博多座

「博多をどり」の舞台に初めて立つ博多券番の半玉、乃々さん
「博多をどり」の舞台に初めて立つ博多券番の半玉、乃々さん
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 博多芸妓(げいぎ)衆が華麗に舞う「博多をどり」(8日、博多座)に向け、厳しい稽古が続く博多券番(福岡市博多区冷泉町)では、今春加わった20歳の「半玉」(見習い)乃々(のの)さんが奮闘中。初の大舞台を前に「お客さんに『来て良かった。また博多券番を見たい』と思ってもらえる舞台に」と踊りの稽古に励んでいる。

 乃々さんは佐賀県唐津市出身。小学生時代から日本舞踊に親しみ、高校生で着付けも学んだ。当時は博多券番のことを知らず、高校卒業後は「踊りでは食べていけないので、着付けを仕事に」と考えたが、両親の知り合いに券番を紹介され「これこそ自分のしたかった仕事だ」と決意。今年2月から券番の稽古に参加。3月、正式に加入を許された。

 日舞経験はあるが、券番の稽古は「流派も違うし、まったく別物」。自らをリセットし、すべて一から学ぶ覚悟で取り組む乃々さんに、芸妓代表のこまこさんは「芸妓さんになりたいという強い意思が伝わってくる」と目を細める。

 5月の博多どんたく以来の大舞台に緊張は隠せないが、「姐(ねえ)さん(先輩芸妓)たちがしっかり指導してくれるので不安はない」と強気。本番では両親のほか、かつての日舞や着付けの師匠も駆けつける。乃々さんは「応援してくれる人たちに成長した姿を見せたい」と話す。

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 博多をどりは午前11時、午後1時半、同4時の3部制。S席6千円、A席4千円、B席2千円で当日券もある。福岡商工会議所=092(441)1118。

=2018/12/06付 西日本新聞朝刊=

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