玉せせり 新春に勢い 筥崎宮

勢い水を浴びながら陽玉を奪い合う競り子たち=3日午後2時ごろ、福岡市東区の筥崎宮
勢い水を浴びながら陽玉を奪い合う競り子たち=3日午後2時ごろ、福岡市東区の筥崎宮
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 福岡市東区の筥崎宮で3日、新春の伝統行事「玉取祭(たまとりさい)(玉せせり)」があった。風も穏やかな青空の下、競り子と呼ばれる締め込み姿の男たちが肩車をして、勢い水を浴びながら触れると幸運を授かるとされる木製の陽玉(ようのたま)(重さ8キロ、直径約28センチ)の争奪戦を勇壮に繰り広げた。

 祭りは約600年前の室町時代に始まったとされる。小中学生を含む約330人の競り子が陸(おか)組と浜組に分かれ、約250メートル離れた末社の玉取恵比須(えびす)神社から同宮楼門まで陽玉を奪い合いながら運んだ。「オイサ、オイサ」と威勢の良い掛け声や、陽玉を頭上に掲げる競り子の雄たけびに、初詣客たちも歓声を上げた。

 祭りは新年の年占いとしても行われ、楼門で陽玉を神職に渡す地区が陸組なら豊作、浜組なら豊漁。今年は浜組が渡し、陰玉(いんのたま)と共に神前に納められた。

=2019/01/04付 西日本新聞朝刊=

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