豪雨で土砂に埋没の県道復旧 前より高い位置で計画 日田市の小野地区 県、小野川も流れ変更

崩落した土砂を走る仮設道路。ほぼ同位置に県道が新設される
崩落した土砂を走る仮設道路。ほぼ同位置に県道が新設される
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 九州豪雨で発生した大規模な土砂崩れで土砂に埋まった日田市小野地区の県道と小野川について、県は、前の県道よりも最大約8メートル高い位置に新たな県道を整備し、河道を付け替えて復旧する。今後、地権者などと協議を進めて2019年の梅雨前の完成を目指す。

 県日田土木事務所によると、新設する県道は現在の仮設道路とほぼ同じ位置で、長さは520メートル。片側1車線で車道の幅を5・5メートルとし歩道も設ける。同事務所は10月、現場近くの集落で土砂に埋まる前の県道の高さで復旧することを説明した。しかし住民から「安全のためになるべく高い位置で整備してほしい」との声があった。これを受け、新たな県道は現在の仮設道路から最大で3メートルほど高くする。

 小野川は、崩落斜面に残る土砂が再び崩れても河道が埋まらないよう、斜面から50メートル以上離し川幅28メートルで整備する。川と県道の復旧費用は計約8億円の見込みで、3分の2は国の補助を受ける。

 一方、崩落斜面について県は18年1月下旬から地下水を抜くための集水井を設置し、鋼材を地盤に打ち込んで再崩落を防止するなどの対策工事に着手する。

=2017/12/28付 西日本新聞朝刊=

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