「西日本豪雨被災地の力に」 日田から支援広がる 民間組織「ひちく」が12日に先遣隊

先遣隊として愛媛県に入る松永鎌矢さん。「日田の被災者の思いも乗せて現地に入りたい」と話す
先遣隊として愛媛県に入る松永鎌矢さん。「日田の被災者の思いも乗せて現地に入りたい」と話す
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愛媛県宇和島市に派遣される日田市職員4人
愛媛県宇和島市に派遣される日田市職員4人
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久留米市に届ける道具を軽トラックに積み込むチーム大分
久留米市に届ける道具を軽トラックに積み込むチーム大分
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 昨年7月の九州豪雨で被災した日田市から西日本豪雨の被災地へ、支援の動きが広がっている。日田市の復興支援組織「ひちくボランティアセンター」はボランティアが使う資機材を福岡県久留米市の被災地に貸し出しており、12日からは多くの犠牲者が出ている愛媛県へ、支援に向けた先遣隊を派遣する。日田市も同県宇和島市に職員4人を派遣した。

 ひちくは、九州豪雨の被災者からの「何かできることはないか」との声を受け、17日までの6日間、愛媛県へ事務局の松永鎌矢さん(28)らスタッフ3人を先遣隊として派遣する。現地で被害状況の把握や支援ニーズの調査などを行う。戻ってきた17日に、日田市で公開の報告会を開催。泥出しや物資送付など具体的な支援方法を決める。

 既にひちくは、1500棟以上が浸水被害に遭った久留米市の社会福祉協議会に、九州豪雨の復旧ボランティアが使ったデッキブラシやバケツなどの資機材約70点を貸し出している。ひちくの構成団体の一つ、チーム大分(日田市)は久留米市の民家で泥出しや家財の片付けをしているという。

 松永さんは「日田はこの1年間でたくさんの支援、応援を受けた。力になれることはないか考えたい」と話す。九州豪雨の被災者支援も継続していくという。 日田市も11日、愛媛県宇和島市に、給水車と、上下水道局と総務部の職員計4人を派遣。現地で応急給水作業の支援などに取り組む。職員代表の宮崎紀章さんは「(被災地同士の)絆でつながっていることを伝えたい」と語った。市は市役所などで義援金の受け付けも始めた。

=2018/07/12付 西日本新聞朝刊=

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