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パリパリやって驚いた 福岡・京築地域の「けいちく甘キャベツ」

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 「塩だけかけて、食べてみてん」。言われるままに口に入れた。パリ。パリ。軽快なリズムとともに広がる甘さ! 冬の寒さを耐えるために糖分を蓄えた寒玉キャベツに匹敵する。この時季、この甘さは驚きだ。

 「ね。いいやろ。これが今、売り出し中の『けいちく甘キャベツ』なんよ」。福岡県みやこ町で約1500玉を栽培する農家、砂田秀規さん(63)の笑顔がキラリと輝く=写真。

 普通、キャベツをこの時季に収穫しようとすれば、8月上旬に苗を植えることになる。最も暑い時期だから、ちょっと目を離すと植えた苗がすぐ干からびたり、モンシロチョウなどの虫がどっと群がったりする。

 結局は作付けを遅らせるしかなかったのだが、これらの課題を解決できれば、品薄の端境期に出荷できる。そこで県庁の出先機関、京築普及指導センターが呼び掛け、砂田さんら農家31戸が今年から栽培にチャレンジしたのだ。

 今年の夏は特に暑かったが、農家は毎日欠かさず水やりに取り組み、センターの普及指導員は最小限の農薬で害虫被害を回避する技術を指導した。その結果、1・1ヘクタールの畑から45トンのキャベツが出荷される見込みだ。産地としてはこれからだが、ゼロからのスタートなのだから、大きな前進といえるだろう。

 今後、地元の直売所や道の駅が連携して「けいちく甘キャベツフェア」を催し試食会などを行う。実に味わい深いですぞ。

 ▼入手法 「豊前おこしかけ」「しんよしとみ」「メタセの杜」、JA福岡京築直売所全店で1玉200円前後で販売中。ほかの直売所でも入荷次第、フェア開始。京築普及指導センター=0930(23)4215(平日のみ)。


=2017/10/21付 西日本新聞夕刊=

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