しみじみうまい 長崎・佐世保の乾燥野菜チップス

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 佐賀県境の国見峠からほど近い長崎県佐世保市潜木(くぐるぎ)町へ。生ごみ先生こと、吉田俊道さん(59)の農場「菌ちゃんふぁーむ」を訪ねると、2ヘクタールの畑に整然と植え付けられた野菜たちがすくすくと育っていた。

 畑の土には、2~3カ月かけて漬物のように発酵させた野菜くずがすき込まれていて、作物はすべて無農薬栽培だ。「菌ちゃん(微生物)たっぷりの土やけん、全くおらんことはなかばってん、虫も病原菌も寄りつけんとよ」と吉田さん。

 福祉施設と連携して加工に取り組む農場のヒット商品が、ニンジンとキクイモ、サツマイモで作った野菜チップス=写真。それぞれの旬の時季にスライスし、野菜の中の酵素などが変質しない温度=46度の温風で急速乾燥した品だ。

 「乾燥させると素材の味が凝縮されるけん、甘みも出るけど、えぐみも強調されやすい。元々の野菜がおいしくないと、この味にはならんとよ」。砂糖も油も使っていないから、市販の「○○チップス」のような強烈な甘さやしょっぱさを求める人には物足りないだろうが、食べ続けていると唾液と絡まり、しみじみうまい。気付くと1袋分(60グラム)を完食していた。

 生野菜換算だと約350グラムに相当する量という。しかも、ビタミン、ミネラル、食物繊維、ファイトケミカルなどがたっぷり含まれた菌ちゃん野菜。「明日のトイレは楽しみにしてね。でっかいのが出るよー」

 吉田さん、それ、喜ぶ人多いかも。

 ▼乾燥野菜チップス 1袋370円、10袋3500円。微量栄養素たっぷりのふりかけ「菌ちゃんげんきっこ」600円(60グラム)などの姉妹品も人気。「菌ちゃんふぁーむネットショップ」からの注文が便利。同ふぁーむ=0956(46)1286(畑仕事で不在がち、兼用ファクスで連絡を)。

=2018/02/17付 西日本新聞夕刊=

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