七夕においしい短冊を 福岡・大木の「ごろし」

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 「ごろしにするか、手打ちにするか…」。福岡県大木町の「道の駅おおき」に隣接する交流施設「WAKKA(わっか)」で、食生活改善推進会のお母さん方の口から、なにやら物騒な言葉が。耳を疑う私の表情に、「大丈夫、怖くないよ。おいしいよ」と、みな大笑い。

 それもそのはず、「ごろし」は別名「ごろしだご」で、福岡南部の筑後から佐賀県にかけての平野部で昔から食べられているおやつ。小麦粉に塩を加え、ぬるま湯でこねて延ばした後、包丁で幅広に切り、ゆでて黒糖やきな粉、砂糖じょうゆなどで食べる。語源には諸説あるが、陶工が土をこねることを「土殺し」と言うように、よくこねることを意味する「ころす」から転じたのではないかとも。

 「まあ食べてみなさい」。お母さんたちが手際よく作った一品を皿に盛ってくれた=写真。きしめんよりやや幅広の生地に、香ばしいきな粉とコクのある黒糖が絡み、もちもちしこしこ。粉も地元産で、かめばかむほど味わい深い。

 「これこれ、この味。子どもの頃、よう食べよったもんね」。30~40代の若手も寄ってきて、懐かしの味に舌鼓を打った。

 7月7日、「WAKKAの七夕祭り」で、町のお母さんたちを先生に、ごろし作りが体験できる。手動の製麺機を使って細く切った手打ちうどん風のごろしを、そうめん流しの要領で流して食べるアトラクションも。あなたも「ごろしの短冊」、作りませんか?

 ▼WAKKAの七夕祭り ごろし作り体験は7月7日午前10時~午後1時。参加料は大人500円、中学生以下300円。定員30人(先着順)。要予約。大木町地域創業・交流支援センターWAKKA=0944(78)2472(午前9時~午後6時、月曜休)。

=2018/06/30付 西日本新聞夕刊=

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