頑張った私にご褒美! 福岡行橋・新田原の桃

写真を見る

 福岡県行橋市道場寺に、フルーツの季節がやってきた。「新田原(しんでんばる)の桃」で知られる桃に始まり、10月ごろまで国道10号沿いに、ナシ、ブドウなど農家の直販店が20軒ほど並ぶ。

 人に贈るときなど絶対に外せない一品を選ぶには、良しあしを見極める力が必要だ。農家の庭先で、生産者と語らい、選び方を教えてもらいながら購入できるのが、ここの魅力だ。

 「桃の赤く色づいたところと白い部分があるでしょう? この白いところが緑からクリーム色になっていたら食べ頃です」。そう桃選びのこつを教えてくれたのは、親の代から桃の栽培を手掛けている末永農園の末永豊子さん(61)。

 「あまとう」という品種をいただいた。しっかりと歯応えがあり、甘い早生(わせ)品種。やんわりとして、そして緻密な果肉が静かにほぐされ、甘い果汁がじゅわりとあふれ出た至福の瞬間、「1週間頑張った自分へのご褒美」に思えた。

 果樹農家に言わせると、収穫量が不安定で気難しいのが桃だとか。それでも作り続けるのは、「食べた時のお客さんの笑顔がうれしいから」と末永さん。

 今月10日ごろからは、「あまとう」より大きな「あかつき」の出荷が始まる。名の通り、きれいな紅に色づく美人な桃で、果実が大きな分だけ甘さも歯応えもあるという。梅雨が明けて1週間ほど晴れの続いた頃が最も味がのる。柔らかめが好みなら2~3日、常温で追熟させるといいそうだ。

 ▼新田原の桃 末永豊子さん(末永農園)=0930(23)2014=では2個入り(約500グラム)450円前後で販売。みやこ町豊津物産直売所=0930(33)6620、JA福岡京築今井直売所=0930(22)8057=などでも買える。

=2018/07/07付 西日本新聞夕刊=

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]