肉厚、プリプリをどうぞ 福岡・玄界灘のコウイカ

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 「イカが揚がったけん、食べにきんしゃい」。福岡県福津市の漁師、魚住正光さん(75)と恭子さん(68)夫妻に招かれご自宅を訪ねると、煮付けに天ぷら、新鮮な刺し身とイカざんまいの料理=写真上=が並んだ。

 今月初旬、同市の津屋崎漁港から、正光さんが乗る金比羅丸が玄界灘へと出航した。直径約1メートル、高さ約50センチの円柱形の籠に、青く茂るシバ(イヌツゲ)の枝を取り付け、そこに卵を産みに来るイカを捕まえるイカ籠漁=同下=だ。

 「この時季は、近所の人にも手伝ってもらい、山に植えとるシバを採り、束ねて準備するけん大変よ。津屋崎ではもう4軒しかしよらんけど、伝統的な漁やし、しきる限りしようと思ってね」。恭子さんは、たくさんのおむすびを用意して船を見送った。

 籠を沈め、イカが入り始めるまで1週間。4月までの漁期を終えたら、卵が付着したシバは海へ放つ。イカ籠漁は、海の循環を大事にした持続的な漁なのだ。

 さて、その恩恵にあずかろう。厚みが1・5センチはある刺し身。硬いかなと思って口に入れたら、軟らかくてしっとり甘く、うま味でいっぱい。天ぷらも身がプリップリで食べ応え十分。

 こんなイカが欲しい方は漁港そばの直売所「お魚センターうみがめ」へ。さばき方も教えてくれますよ!

 ▼玄界灘のコウイカ 「お魚センターうみがめ」では1杯500~1000円が目安(内臓出しは無料、皮すきは1パック100円)。入荷状況は事前に問い合わせを。電話=0940(52)1939(午前8時半~午後5時、火曜定休)。

=2019/02/23付 西日本新聞夕刊=

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