あの白い泡の正体は?中にいるのはホタルじゃなかった

セイタカアワダチソウの茎に付いている泡。この中に幼虫がいて、この植物の汁を吸って生きている
セイタカアワダチソウの茎に付いている泡。この中に幼虫がいて、この植物の汁を吸って生きている
写真を見る
成虫の姿。見たとおりセミに近い種類
成虫の姿。見たとおりセミに近い種類
写真を見る

 草の茎に誰かがつばを吐きかけたような白い泡状のものが付いているのを見ることがあります。あの白い泡の中にいる虫がアワフキムシの幼虫です。

 昔の人々は、この泡の中にいる虫はホタルの幼虫だと信じていたようです。学校で使う教科書にもそのように書かれていたと聞いたことがあります。

 確かにホタルが飛ぶ川の岸辺にある草によく見られます。その泡を取り除いてみると、中に黒い体で尻が真っ赤な虫がいるので、いかにもホタルの幼虫に見えたのかもしれません。

 幼虫は、吸い込んだ空気を体から出した液体に次々に吹き込んであのような泡の塊を作ります。大きくなると泡から出てきて羽化して成虫になります。

=2018/05/21付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]