日本の国蝶「オオムラサキ」 出会いに感激…捕まえた時の感触今も

雑木林の中、木もれ日を受けてクヌギの樹液を吸っている3匹のオオムラサキ
雑木林の中、木もれ日を受けてクヌギの樹液を吸っている3匹のオオムラサキ
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食樹エノキの枝先にいる幼虫。頭には独特の形の角が生えている
食樹エノキの枝先にいる幼虫。頭には独特の形の角が生えている
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 オオムラサキは日本の国蝶です。それを知ったのは、昆虫採集に夢中になっていた中学生のときでした。

 どうしても欲しくなって、その頃住んでいた東京の外れの雑木林を訪れ、クヌギの木にいたのを捕まえた感触は今でも覚えています。網の中で暴れるオオムラサキは力強く重量感があり、素手で押さえつけるのが怖いくらいでした。

 九州に移り住んだ後もクヌギ林の多い大分県で、行ったその日に出会えて、感激しました。そのときに撮影したのがこの写真です。あれから約20年たった今年の夏、同じ場所に行くとクヌギ林はあったものの、1匹のオオムラサキにも出会えませんでした。もうこの場所にはいないのかもしれない、と寂しくなりました。

=2018/09/17付 西日本新聞朝刊=

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