フユシャク 寒い季節に活動始める

冬の日差しを浴びて、枯れ枝にとまって休んでいるオス
冬の日差しを浴びて、枯れ枝にとまって休んでいるオス
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交尾しているところ。オスよりからだが大きいメスには羽がついていない
交尾しているところ。オスよりからだが大きいメスには羽がついていない
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 天気の良い日に冬枯れの雑木林に行ってみると、昆虫など全くいないはずなのに、小さいチョウのような昆虫がヒラヒラと飛んでいるのを見ることがあります。「あれっ?」とびっくりしてしまいます。

 その昆虫はシャクガというガの一種で「フユシャク」と呼ばれます。他の昆虫と違って、わざわざ寒い季節になってから活動を始めます。珍しいのは、その習性だけではありません。ガの仲間だったら、オスもメスも羽があって飛び回ることができるはずなのに、メスには羽がなく、歩くことしかできないのです。

 そんなメスを探してオスは林の中を飛び回り、メスが出すフェロモンと言われる匂い物質をたどっていって交尾をします。

=2019/02/18付 西日本新聞朝刊=

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