【きょうのテーマ】ホークスの裏方さん チームを支え、共に喜ぶ

帆足さん(左から2人目)はボールのにぎり方も教えてくれた
帆足さん(左から2人目)はボールのにぎり方も教えてくれた
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英語の通訳の山田さん(右)はインタビューに気さくに答えてくれた
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柳田選手(右おく)らの練習を間近で見ることができた
柳田選手(右おく)らの練習を間近で見ることができた
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 ●バッティングピッチャーの帆足さんと、通訳の山田さんに話を聞いた

 プロ野球の地元球団、福岡ソフトバンクホークスは、今年もパ・リーグ優勝、日本一を目指してがんばっています。活躍する選手が目立ちますが、彼らを支える裏方さんはどんな思いでいるのでしょう。こども記者5人が福岡市のヤフオクドームで取材しました。

【紙面PDF】きょうのテーマ=ホークスの裏方さん

 こども記者たちは6月10日、セ・パ交流戦のソフトバンク対阪神の試合前に、ヤフオクドームのグラウンドに入らせてもらった。ちょうどホークスの選手たちが練習していた。

 バッティングピッチャーがボールを投げ、レギュラーの松田宣浩選手や柳田悠岐選手らがバットで打つ。「カキーン、カキーン」。快音は、近くで聞くと「体中に響くほど大きかった」(上田侑茉(ゆうま)記者)。

 ドームの天井は「テレビで見るよりも高く、大きく感じた」(向井友世記者)。新しく張り替えられた人工芝を手で触ると「ふわふわしていて、食パンみたいだ」と尾畑実優(みゆ)記者は思った。5人の記者は、試合中に選手が座る一塁側ベンチにも座らせてもらった。

 ■分かりやすく伝え

 まず、通訳の山田雄大(たかまさ)さん(37)がインタビューに応じてくれた。

 イケメン通訳として知られる山田さん。ファンからのプレゼントは「たまに届くよ」と笑顔で明かした。外国人選手で一番仲がいいのはサファテ投手で、「お互いの家族と一緒に食事に行くなど、家族ぐるみで付き合っている」そうだ。

 山田さんはホークスの通訳になって11年目。これまでに約30人の通訳を務めてきた。やりがいを聞くと「チームが勝つこと。しかも(通訳をしている)外国人が活躍して優勝する喜びは、他の仕事では味わえないと思う」と目を輝かせた。

 試合後のヒーローインタビューの通訳では「外国人選手が長々としゃべったら、伝えたいキーワードを選び、くっつけて、日本語で短く分かりやすく説明している」と教えてくれた。

 ■打ちやすく投げる

 西武とソフトバンクで通算90勝した元投手の帆足和幸さん(37)の話も聞いた。福岡県小郡市出身の明るく優しい人で、今はバッティングピッチャーとチーム広報をしている。

 上村晄大記者が練習でどんな球を投げているかと聞くと「選手の調子に合わせて打ちやすい球を投げている」そうだ。現役時代と変わったことは「裏方さんの苦労や大変さが分かるようになった」。

 「一番すごい打者と思うのは誰ですか」と質問すると、少し考えて「福田秀平選手かな」と答えてくれた。「福田選手は1軍の試合には(今のところ)あまり出ないけど、裏ですごく練習しているから」だという。硲(はざま)美波記者は「福田選手にぜひ活躍してほしい」と思った。

 グラウンドを整備する人も、選手の体調を管理する人もいる。帆足さんは「グラウンドで戦う選手たちをいろんな人が支えているんだよ。みんなに分かってほしいな」と話した。

 売店などで働く人も含めれば球場の裏方さんは約千人だという。こども記者は、その人たちのがんばりも応援したくなった。

 ●魅力あふれるドームの施設

 こども記者たちは、ヤフオクドームの魅力的な施設も見学させてもらった。

 観客席は約3万8千人分あるといい、いろんな種類の席が工夫されていた。このうちコカ・コーラシートはグラウンドに近く、選手と同じ高さの目線で試合を見ることができる。女性限定のタカガールシート=写真=は、クッションがふかふかで「女性にやさしいシート」(硲記者)だった。

 ドーム内の王貞治ベースボールミュージアムにも行った。王さんは巨人の選手だった現役時代、ホームランを868本も打ち、ホークスの監督も務めた。館内では、王さんが活躍する姿を写した映像が上映され、記念品もたくさんあった。尾畑記者は「王さんのすごさや偉大さを感じた」と喜んだ。

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=2017/07/12付 西日本新聞朝刊=

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