【NIE 教育に新聞を】「はがき新聞」に挑戦 門司海青小5年生

門司海青小児童がリサイクルについてまとめたはがき新聞
門司海青小児童がリサイクルについてまとめたはがき新聞
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 はがきサイズの原稿用紙に題字(タイトル)をつけて記事やイラストを書く「はがき新聞」を活用して授業や校外体験をまとめる取り組みが、全国の小・中学校で広がっている。

【紙面PDF】NIE 教育に新聞を 「はがき新聞」に挑戦 門司海青小5年生

 先月29日、北九州市門司区の門司海青小学校(池田優(ひろし)校長)の5年2組の児童22人が、はがき新聞作りに挑戦した。

 児童たちは、北九州市プラスチック資源化センターの職員からプラスチック製容器や包装のリサイクルについて話を聞き、その内容を記事とイラストでまとめた。用紙が小さいので、見やすく伝える力が必要だ。早い子は20分くらいで書き上げた。黄原良仰(なお)さん(11)は「文字をきれいに、大きさがバラバラにならないよう気をつけました。リサイクルできるものは赤、できないものは青にして、色分けも工夫しました」と話した。

 担任の高崎匠教諭(32)によると、はがき新聞作りのポイントは(1)作りたいという意欲が高まるように同じ小、中学生の手本を見せる(2)どんなタイトルの新聞にするか、例を挙げながら考える(3)みんなで記事を五つくらい考え、それから選んで書くこと‐だという。

 ●まとめる作業 学び深まる はがき新聞の効果 北九州市教育委員会・田丸陛子指導主事

 はがき新聞は、知りたいことをただ調べて終わりではありません。限られたスペースでいかに大事なところをまとめるか、自分の心に留まったことをどう書くのか、という作業の中で、発達段階に応じて児童、生徒が自分なりに考えを深められる良さがあります。できあがった新聞を見せ合い、アドバイスされたところを手直しして納得いくものに短時間で仕上げることもできます。

 レイアウトや図表、イラストなどでオリジナリティーを出せるのも魅力の一つで、それが楽しくてまた書きたくなります。そのとき、なぜその図表などを入れるのかなど、その効果を考えさせることが大切です。

 子どもたちは学習したことや体験などを思い出し、調べたことと結び付けて新聞を完成させる。その新聞で交流し、アドバイスや感想でより良いものに仕上げる。

 はがき新聞は主体的・対話的で、深い学びの視点を取り入れた学習ができるよい取り組みだと思います。

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=2017/07/19付 西日本新聞朝刊=

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