わたしの挑戦 頑張る こども記者

 暑かった夏が過ぎ去り、スポーツや文化とさまざまな活動に力が入る、飛躍の秋がやってきました。今、こども記者たちは何に頑張っているのでしょうか? ひたむきに夢や目標の達成を目指す「わたしの挑戦」を作文とイラスト、4こま漫画で紹介します。

【紙面PDF】わたしの挑戦 頑張る こども記者

 ●手話検定合格を目指す 福岡県筑後市・羽犬塚小6年 荒木 奎樹記者

 全国手話検定の5級を14日に受験する。母が手話を勉強していて、指文字の五十音表を風呂に貼っているので、せっかくなら覚えようと思ったのだ。

 母が指文字だけじゃなく単語を教えてくれた。少しずつ覚えると楽しくなり、母が行っている手話サークルに連れて行ってもらうようになった。

 買い物に行ったとき、レジに並んでいると、おじさんが割り込んできた。母が「みんな並んでますよ」と声をかけた。そしたらおじさんは「聞こえないから分からない」みたいなジェスチャーをした。そのころ私は指文字ぐらいしかできなかったし、母もまだ手話が上手ではなかったので、2人ともどうしたらよいか分からず、その人は割り込んだままになってしまった。

 その後、手話の先生に「みんな会計に並んでますよ」という手話表現を習った。ろうあ者は日常の中で不自由なことがたくさんあるのだと思った。緊急車両の音も聞こえないし、病院に行っても症状について筆談するか、手話通訳士に付き添ってもらったりしないといけない。

 私は今、自己紹介や簡単な単語なら表すことができる。日常会話ができるようになって、少しでもろうあ者の手伝いができるよう、手話を勉強したい。

 ●水泳のタイム縮めたい 福岡市・城南小5年 森田 珠央記者

 「用意、ピッ…タイム○秒」

 金曜日はいつもこの繰り返し。私は水泳を習っている。今は2級。個人メドレーは得意だが、スタートダッシュが苦手。だから今挑戦しているのは、スタートダッシュをうまく使ってタイムを縮めることだ。

 まずは、選手の人のスタートダッシュのやり方を観察してみた。すると、スタートするときの足の使い方が違っていることに気付いた。私は飛び込みのとき、笛が鳴ったらそのまま飛び込んでいる。だから遠くに飛ばず、勢いをつけることができない。でも選手の人は、足をかけている地面を強くけって飛び込んでいた。だから体が5メートルのところまで大きく飛び、その勢いで早く泳いでいた。

 もう一つは手の回し方だ。私は手を速く回すがタイムは遅い。選手の人は私よりも手を回す回数は少ないが、泳ぐのは速かった。よく観察すると、その秘密が分かった。手を大きく、水をたくさん押すように回していたのだ。

 私は8月末のテストに合格したので、次はもっとタイムを縮めて、早く1級になれるように、練習をたくさんしていきたい。そしてこれからもいろいろなことに挑戦して、学んでいきたい。

 ●チアリーディング みんなを元気に 福岡市・若久小4年 中川路美南記者

 私の挑戦はチアリーディング。毎週木、土曜に練習している。もっと上手になって、みんなに元気になってほしい。大会やイベントでいい結果がでるようになりたい。

 ●家の手伝いと読書に力 福岡県福津市・福間南小5年 米倉 大貴記者

 僕が今がんばっていることは、家の手伝いだ。階段や廊下をモップで掃除したり、部屋の拭き掃除や庭の落ち葉の掃除もする。ほかには料理で野菜を切る手伝いをしている。夏休みには、僕が切った野菜でサラダや焼き肉などを作った。野菜を切るのは楽しいし、きれいに切ることができたときはうれしい。

 家の手伝いは自分からするようにしている。これからも手伝いを続けていこうと思う。

 秋からがんばろうと思っていることは、読書だ。学校では図書委員をしているので週1回、昼休みに図書室で本の貸し出しや返却の手伝いをしたり、おすすめの本をカードに書いて紹介している。僕は今ハリーポッターを読んでいるので、残りを読むのが楽しみだ。図書委員の仕事もがんばり、気に入った本があったら友達にもすすめたい。

 ●早寝早起き 北九州市・医生丘小5年 福田 楓記者

 私が挑戦したいことは早寝、早起きだ。早起きが苦手なので、朝早く起きて新聞配達の人に「おはようございます」と言って新聞を受け取れるようにがんばりたい。

 ●豪雨被災地でボランティア 福岡県鞍手町・鞍手中3年 坂本 真菜記者

 私は九州豪雨災害の復旧ボランティアに挑戦した。今まで福岡県添田町、東峰村などで4回活動した。きっかけは「困っている人を助けたい」という思いだった。一日中土砂をほる日もあれば、民家の片付けを手伝う日もあった。とてもハードだったが、地域の方々が本当に温かかった。休憩時間にアイスをいただいたり、ボランティアが終わると「ありがとう」と笑顔で言われたりした。被災した女性と何時間も話した時は、別れ際に「聞いてくれてありがとう。すっきりした」と言ってくれた。人とのつながりができてうれしかった。

 私は地域の皆さんに心から感謝している。災害で心や体に深い傷を負った人が、私たちのボランティアで笑顔を取り戻してくれた。それが一番の喜びだ。

 この記事を読んでいるすべての人に伝えたい。少しのことからでも良いので、今自分にできることは何かを考えてほしい。私はこの挑戦を通して、数え切れないほどの「ありがたさ」を学んだ。街が一日でも早く復旧することを願っている。

【紙面PDF】わたしの挑戦 頑張る こども記者


=2017/10/04付 西日本新聞朝刊=

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