【NIE 教育に新聞を】NIE ワークショップ こども記者がチャレンジ

新聞にのったさまざまな表情の写真を集めて、模造紙にはった
新聞にのったさまざまな表情の写真を集めて、模造紙にはった
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新聞にのった写真(中央)について想像したことをふせんに書いてはった
新聞にのった写真(中央)について想像したことをふせんに書いてはった
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ワークショップに取り組むこども記者たち
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新聞にのった写真で作った「スポーツすごろく」
新聞にのった写真で作った「スポーツすごろく」
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 ●新聞にのった写真を使って

 ・記事を推測
 ・「表情」集める
 ・すごろく作り

 NIE(教育に新聞を)って聞いたことがあっても、「どうやるの?」という人もいるでしょう。今回はこども記者が、東京の学校が取り組んだワークショップを参考にして、実際にチャレンジしました。学校で教える内容を決めている「学習指導要領」にも新聞の活用が盛りこまれています。みなさんの学校や家庭での学習のヒントにしてください。

【紙面PDF】NIE 教育に新聞を NIE ワークショップ こども記者がチャレンジ

 今回のワークショップは、全国の新聞社などでつくる日本新聞協会のNIEコーディネーターで、東京都の元小学校長の関口修司さんがすすめる取り組みを参考にした。テーマは(1)新聞にのった写真を読みとく(2)新聞にのった写真からいろんな表情を集める(3)新聞にのった写真を使って「すごろく」を作る-の三つ。こども記者32人が5~6人ずつ6班に分かれ、それぞれのテーマに取り組んだ。

 (1)は新聞の写真だけを見て、その記事の内容を推測するというもの。今回使ったのは「小学生の女の子と、話しかける男性」「車いすをわきに温泉につかる男性たち」が写った2枚。まず写真から読み取れる5W1H(いつ、どこで、だれが、なぜ、なにを、どのように)の要素について、班のみんなで話し合いながら、ふせんに書き出した。

 「女の子は笑っていない。男性は不審者かな」「温泉の人たちは笑顔。中には車いすを使っている人がいるのかな」など、いろんな意見が出た。最後は、出し合った要素を組み立てて、新聞写真について想像した説明文を完成させた。高倉千紗子記者(小6)は「1枚の写真から想像するのは難しそうだったが、考えてみるとたくさん(要素が)出てきた」。

 (2)で、こども記者たちが新聞から集めた表情の写真は、笑顔のほかに「まじめ顔」「生き物の顔」「子どもの顔」「有名人の顔」などさまざま。集めた顔をグループに分けて模造紙にはった。「新聞にのっている人の顔を意識して見たのは初めてだったから、おもしろかった。新聞にはいろんな表情がのっていると思った」(土居桜子記者・中1)。

 ワークショップで使った新聞は3~7月の朝夕刊。サッカーワールドカップの話題が紙面をにぎわせていた時期なので、(3)に取り組んだ班は、サッカーでシュートを決めた選手の写真をすごろくのゴールにした。動物の写真やイラストも使って、にぎやかな作品を完成させた。

 春田真凛記者(小5)は「写真をいろんな観点から見て話し合い、楽しかった」と感じた。

 ▼NIE Newspaper in Education(教育に新聞を)の略で、学校などで新聞を教材として活用すること。日本新聞協会によると、1930年代にアメリカで始まり、世界80カ国以上で行われている。経済協力開発機構(OECD)の調査では、新聞を読む頻度が高いほど、子どもたちの読解力の得点が高いという傾向が各国でみられる。

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=2018/07/19付 西日本新聞朝刊=

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