まわしよみ新聞に挑戦 気になる記事切り貼り オリジナルの壁新聞作ろう!

「見出しの位置は?」「この記事はどこに貼る?」。こども記者たちはレイアウトも話し合った
「見出しの位置は?」「この記事はどこに貼る?」。こども記者たちはレイアウトも話し合った
写真を見る
完成した壁新聞について他の参加者に説明した。個性が光る内容が目立ち、会場から笑い声も上がった
完成した壁新聞について他の参加者に説明した。個性が光る内容が目立ち、会場から笑い声も上がった
写真を見る
さまざまなジャンルの記事がそろい、「ミックス新聞」と名付けられた壁新聞
さまざまなジャンルの記事がそろい、「ミックス新聞」と名付けられた壁新聞
写真を見る
夏らしい写真や記事がそろった壁新聞「サマータイムズ」
夏らしい写真や記事がそろった壁新聞「サマータイムズ」
写真を見る

 楽しい新聞の読み方を知りたい! そんな思いを持つこども記者と保護者ら32人が「まわしよみ新聞」にチャレンジしました。気になる記事を切り貼りしてオリジナルの壁(かべ)新聞を作るワークショップです。地域の集いや会社、学校、高齢者施設などでも楽しまれています。参加者の様子を紹介します。

【紙面PDF】まわしよみ新聞に挑戦

 参加者は6班に分かれ、まず新聞を読み、気になる記事や写真、広告を1人3枚切り抜いた。その後1人1枚ずつ、切り抜いた物を紹介。ジャカルタ・アジア大会で6個目の金メダルを獲得した競泳の池江璃花子選手の記事を選んだこども記者は「私も水泳をしている。高校生なのにすごいと思った」と感想を述べた。班のメンバーも「私も同じ記事を選んだ」と応じたり、「水泳は何メートル泳げる?」と質問したりしていた。

 保護者班の1人は、3児が犠牲になった飲酒運転事故から12年たつことを報じた記事を手に「自分の子どもが生まれた頃のことを思い出し、忘れられない」と話し、他の保護者もうなずきながら耳をかたむけた。

 ◆ ◆

 全員が選んだ記事などを説明し終えると、次は模造紙(台紙)を広げ、どこに貼るかというレイアウトを考えた。この日は、悲惨な飲酒運転事故から12年の記事を最も目立つ位置に貼った班が多かった。鮮やかな花火大会の広告、かき氷の写真をトップニュースに選んだ班もあった。

 貼り付けた後は、余白に記事へのコメントやイラストも書いた。飲酒運転の記事と犬の写真の近くには「飲酒運転したらおこるワン」。内戦状態にあるイエメンの女子校を紹介する記事には「学校に行けることに感謝しよう!」とそえた。

 壁新聞のタイトルにも各班の個性が光った。夏らしい記事がそろった班は6色のペンで「サマータイムズ」と記した。多様なジャンルの記事が並んだため、「ミックス新聞」と名付けた班もあった。難民や死亡事故など、人の命に関わる記事を集めた保護者班は「命をつなぐ新聞」と命名。この班はラーメンやお菓子の記事も選び、「尊い命は食べ物によってつながるから」と説明し、会場は笑いに包まれた。

 ◆ ◆

 参加者からは「同じ日の新聞でも人によって選ぶ記事が違った」(樋口莉香記者・小5)、「同じ記事でも人によってとらえ方が違った」(稲葉悠太記者・小5)という声が聞かれた。インターネットで好きな情報だけを探すのとは違い、さまざまな考え方に触れる機会になったようだ。

 他にも「班の人と意見を交換すると、新聞の端にもおどろく記事が見つかった」(飯田桃子記者・中1)、「家族ともやりたい」(大林恵奈記者・小4)など楽しさを実感した子もいた。ほとんどの人が初対面だったが、「みんなといつのまにか仲良くなっていた」(佐々木馨子記者・小4)という声もあった。

【紙面PDF】まわしよみ新聞に挑戦

=2018/10/04付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]