【きょうのテーマ】ラグビーの楽しさ知る こども記者 体験教室に参加

ボールをキャッチする練習。だ円形のボールは落とすと、どっちに転がるか分からない
ボールをキャッチする練習。だ円形のボールは落とすと、どっちに転がるか分からない
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円になってボールをパスする練習。スピードと正確さが大事だ
円になってボールをパスする練習。スピードと正確さが大事だ
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だ円の長い方の直径が約30センチのラグビーボール。かかえて走るのに向いている
だ円の長い方の直径が約30センチのラグビーボール。かかえて走るのに向いている
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子どものころはたくさんのスポーツにチャレンジして」と話す桑水流選手
子どものころはたくさんのスポーツにチャレンジして」と話す桑水流選手
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 ●だ円のボール、しっかりキャッチ 鬼ごっこに似ている

 だ円形のボールを追いかけ、ぶつかり合い、陣取り合戦のようにして得点を競う-。そんなラグビーを、みなさんはやったことがありますか。9月には日本で世界一を決めるワールドカップ(W杯)が開かれ、九州でも試合がある。ラグビーの楽しさを知ろうと体験教室に参加した。

【紙面PDF】きょうのテーマ=ラグビーの楽しさ知る

 参加したのは、ラグビーチームのコカ・コーラレッドスパークス(福岡市)のラグビー教室。この日は福岡県久留米市で開かれ、リオデジャネイロ五輪の7人制ラグビーに日本代表として出場した桑水流裕策選手(33)ら4選手が指導してくれた。4人とも体がとてもがっしりしていて、足が太かった。

 はじめに僕たちが取り組んだのは鬼ごっこ。ラグビーはボールを持って自由に走れる競技だ。相手陣地に入って得点をうばうのは、バスケットボールやサッカーと同じだけれど、ドリブルなどをしなくていいのがおもしろいところ。ボールを持って陣地に攻めこんでくる人を、チームで協力して捕まえるところが鬼ごっこに似ていると思った。

 続いて、「ボール集め競争」に挑戦した。5人一組の4チームが、一辺約10メートルの正方形の四つの角に陣取り、真ん中などに置いたボールを制限時間内に取り合うというゲームだ。

 何回かくり返したけれど、僕たちこども記者のチームはなかなか勝てなかった。桑水流選手が「勝つためには、判断力やチームのコミュニケーションが大事」と教えてくれた。それから僕たちは、どこにボールが多く集まっているかなどを、仲間で大きな声をかけ合い、最後になんとか勝つことができた。ゲームを通じて視野を広げる大切さも体感した。選手がそうした力をみがいてプレーしていると思うと、観戦する楽しみが増えそうだ。

 最後はボールをキャッチする練習をした。選手がさまざまな軌道で投げるので、「ボールをよく見て、両手を胸の前に構えてつかまえにいくことがポイント」と桑水流選手。だ円形のラグビーボールは扱いにくかったし、バウンドしたらどこへ行くか分からなかった。だからこそ、相手が受けやすいパスを出したり、しっかり受け取ったり、もし落としても集中力を切らさずに食らいつくことが大事だと思った。

 ●「外で遊ぶのが好きだった」 リオ五輪7人制代表の桑水流選手

 188センチの長身に体重約100キロの鋼のような体。とても強そうで、いかにもアスリートの風貌の桑水流選手だけど、子どものころはどんなだったのだろう。僕たちは聞いてみた。

 桑水流選手は鹿児島県出身。外で遊ぶのが大好きな子どもで「よく山の中で鬼ごっこやかくれんぼをしていた」と笑う。小学生で始めたスポーツはサッカー。「そのころはプロのサッカー選手になりたいと思っていた」という話に僕たちは少し驚いた。

 中学生のころにぐんと背がのび、当時のサッカーコーチにすすめられ、高校生になってからラグビーを始めた。「サッカーは下手ってことだったのかな」と僕たちを笑わせて、「でもラグビー好きの父が背中を押してくれた」と話した。高校や大学でめきめきと力を付け、2016年のリオ五輪では7人制ラグビー日本代表の主将として出場。世界1位のニュージーランドに勝つ大活躍を見せ「一番心に残る試合」とふり返る。

 はげしくぶつかり合うラグビーを怖いと思ったことはないのだろうか。「(タックルなど)はじめは痛かったけど、すぐに慣れた。怖いと思って縮こまると、仲間に尊敬されなくなる」とチームワークや仲間同士で尊敬しあう大切さを教えてくれた。

 ●わキャッタ!メモ

 ▼ラグビー 15人ずつの2チームが、だ円形の一つのボールを持って走ったり、ボールをけったりして、相手陣地に向かって攻め、得点を競うスポーツ。相手ゴールラインの向こう側にボールを持ちこんで、地面につけるなどして得点する。1チーム7人の選手で、より短時間で行われる7人制ラグビーもある。

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=2019/03/19付 西日本新聞朝刊=

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