移住世代(1)移住の「トリガー(きっかけ)」、大田さんの場合は…

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 なにか「これ」っていう決定的なトリガーがあったのか、というと実はなかったりするのが正直な話なんです。

 いろんなことに失敗し続けました。大学受験は科目の選択ミスで第1志望に入れず、卒業のころには就職が「超氷河期」で、希望していた業界に入れなかったし、その後もずっと「思い通りいっていない感」がありましたね。

 そんな中で見かけた大前研一さんの〈人間が変わるには三つの方法しかない〉という言葉に触れて、頭に残っていました。地域おこし協力隊、という存在を知り、自分が知っている長崎県内の募集があるのを見つけたときに、後先は考えずに応募しました。

 釣りが好きだったので、海への憧れもありました。それで(父の故郷で)いい所だったという思い出があった長崎のことを考えました。

 移住先の暮らしに何となくイメージが描けていた一方で、どうせ「計画通りにはいかないだろう」とも思っていました。移住の決断は37歳。とにかく、それまで15年近く続いていた「もやもや」を晴らしたかったですね。

 もともとは自分のことを「石橋を叩いて渡る」タイプだと思っていましたが、振り返ると結構よく「見切り発車」している。「何とかなっちゃってた」ということが多かったですね。これからも「人生見切り発車」でいきたいです。

移住世代(1)人生のもやもや、「見切り発車」で晴れた 横浜から西へ1000キロ、長崎・平戸へ

2018/03/26 西日本新聞

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