移住世代(2)移住の「トリガー(きっかけ)」、古橋さんの場合は…

写真を見る

 移住のきっかけは、津屋崎にいたなびちゃんとの結婚ですね。

 なびちゃんとは高校、大学の同級生で、就職してからは東京と福岡で遠距離恋愛でした。別れた時期もありましたが、東京で不動産業からカフェに転職して3年目のころ、東日本大震災で連絡を取りあったのがきっかけで復縁しました。

 彼女はすでに津屋崎で暮らしていて、地元の人の半生を聞き書きして本にする個人事業「紡ぎ屋」を立ち上げていました。彼女も2008年のリーマン・ショックを機に転職した移住者でしたが、仕事も楽しんでいて、津屋崎での生活を気に入っていました。

 結婚を決めた時、どこを拠点にするか、じっくり話し合いました。私はカフェに転職した時から「どこか新しい場所で独立したい」と思っていましたが、場所には特にこだわりはなくて。移住する前から津屋崎を頻繁に訪れていたので、気候や環境、地元の人の雰囲気も知っていました。福岡市や北九州市にも1時間で行けて、いざというときには都会へ働きに行ける点も心強かったですね。東京や地元の京都も候補にありましたが、なびちゃんの仕事や、子育てのしやすさ、日々の暮らしを考えて、津屋崎に決めました。

 私はいきなり移住するのは怖いと思っていて。何度もその場所に通って、そこで暮らすイメージを持てたのがよかったです。理想の暮らしを頭の中で実現化する感じですね。でも、最後は思い切りが大切ですね。行ってしまえばやるしかないので、何とかなります。

移住世代(2)求められれば、何だって仕事になる 海辺の町で「暮らしの問屋」

2018/03/27 西日本新聞

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]