DIYのコツは何?ポイントは「正しい採寸」

柱を棚板でつないだキャットウオーク。通路の端に、くつろぎ空間の箱(手前左)も設けた
柱を棚板でつないだキャットウオーク。通路の端に、くつろぎ空間の箱(手前左)も設けた
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木材にワックスを塗る。重ね塗りすると狙った色合いに落ち着いてくれる
木材にワックスを塗る。重ね塗りすると狙った色合いに落ち着いてくれる
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 「DIY(日曜大工)でキャットウオークを作りたい」と思い立った。高所に設けた猫の通路で、彼らにとってストレス防止にもなるらしい。インターネット検索すると幾つも製作例が出てくる。「こんなふうにしたい」と、ホームセンター、グッデイ大野城店(福岡県大野城市)のスタッフ、久保田絢子(あやこ)さん(28)に相談した。

 DIYのこつは何か? 久保田さんは「作りたいものを構想し、正しい採寸をすること」と言う。

 イメージ図を描き、採寸に基づき柱の数や位置、通路となる棚板の幅、長さなどを決定。猫の体重から、かかる荷重を想定し、使う材質もアドバイスしてもらった。さらに久保田さんが取り出したのは、柱の上下端にはめて、突っ張り棒のような働きを持たせる商品「ラブリコ」。ねじを回して長さを調節するので、天井や床を傷つけずに柱を固定できる。これなら賃貸住宅でもOKだ。

 同店では必要な部材を切ってくれるサービスもある(3回目の切断から有料)。作業するスペースも借りられたので、切った部材に白いワックスを塗ってみた。そのままでもいいが、一手間かけるとイメージも変わる。布切れでワックスを広げる作業は、むらにならないようにするのが難しかった。ただ、組み立て前にこうした準備をしっかりすることが、完成後の出来につながるという。

 いよいよ組み立てだ。9畳ほどの部屋に柱をセットした。棚板は、電動ドリルで柱にねじ留めする。3人がかりで1時間半ほどかかった。

 久保田さんによると、最近は材料を求めて来店するカップルもいるという。DIYの楽しさは「自分だけのオリジナル家具ができること。完璧でなくていいし、逆に調整することに空想を膨らませる面白さもある」。客の中には、手作り家具の写真を見せに再訪する人もいる。久保田さん自身、そんな客とのやりとりを通じて成長してきたそうだ。

 自分なりの家具作りは楽しかった。完成したばかりのキャットウオークの匂いを確かめながら、猫が登り始めた。

=2018/05/25付 西日本新聞朝刊=

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