自民市議、新たに退会届 空港条例案で隔たり 福岡市議会

 福岡市議会の自民党市議団に所属する橋田和義市議(中央区)が5日、会派に退会届を提出した。自民は条例案を議員提案して福岡空港の新運営会社に対する出資を市に求めているが、橋田氏は退会理由について会派の意向と隔たりがあったためと説明。今後は無所属として活動し、11日か12日に予定される条例案の再議決では反対に回る考えを示した。

 条例案は修正可決されたが、出資しない方針の高島宗一郎市長が再議を申し立てた。再議決では、出席議員の3分の2以上が賛成すると修正可決の議決が確定する。賛否の票差は極めて微妙な情勢で、橋田氏の投票も大きなカギを握りそうだ。

 橋田氏は修正可決までは会派に従ってきたが、取材に対し「出資はリスクが大きく、(出資に充てる公金は)子育てや教育に使うべきだ」と説明。自民を離脱して再議決で反対票を投じることで条例案を廃案にしたいとの考えを示し、「このまま行けば自民は(高島市政の)野党になってしまう。(出資を巡る高島市長と自民の対立を)自分が終わらせ、ここできちんと解決しておかないといけない。自民は与党であるべきだ」と述べた。

 自民は退会届の取り扱いについて、6日に会議を開き、橋田氏からあらためて事情を聴いた上で判断する、としている。

=2017/04/06付 西日本新聞朝刊=

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