自民会長が引責辞任 空港出資廃案で「けじめ」 福岡市議会

 福岡市議会最大会派の自民党市議団の光安力会長=6期目=は25日、福岡空港出資条例案の再議で自民から造反者を出して否決・廃案になったことに対する責任を取るとして、任期途中で会長職を辞任した。高島宗一郎市長と自民は空港出資問題などを巡り対立が続いており、次期会長がどのようなスタンスを取るのか注目される。

 光安氏は前回福岡市議選後の2015年5月に2度目の会長に就任し、任期は今年6月までだった。

 この日、会長職の辞任届を提出し、慰留を受けたが最終的に会議で受理された。終了後、光安氏は報道陣に対し「空港出資問題で他会派に協力をお願いしたにもかかわらず、再議の最終盤に自民から離脱者を出したことが原因で廃案となった。しかるべきけじめをつけないといけない」と理由を説明した。当面は川上晋平副会長が会長代行を兼任する。

 高島市長と自民の間には前回市長選と直後の衆院選の応援などを背景にした確執があり、今年2月以降、空港出資問題などで表面化した。自民は「与党の立場は変わらない」(光安氏)として、空港出資問題以外は市長提出議案に賛成してきた。だが、会派内には「市長との関係を修復し、ともに市政を前に進めたい」「ケース・バイ・ケースで野党的立場を取らざるを得ない」との意見が混在している。

 光安氏は、今後の自民と高島市政の距離感について「新(執行部)体制が決めること」と述べるにとどめた。次期会長は早ければ5月上旬にも決まる見通しで、関係者によると、森英鷹前議長=6期目=が有力視されている。

=2017/04/26付 西日本新聞朝刊=

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