旧高宮貝島家住宅を開放へ 福岡市、21年度目標 敷地含め公園化

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 福岡市は20日の市議会常任委員会で、6月に市登録有形文化財になった近代和風建築「旧高宮貝島家住宅」の主屋(おもや)と茶室、周辺の敷地について、飲食などを想定した施設を民間が追加整備した上で、「高宮南緑地」という名称の公園として開放する方針を明らかにした。民間資金を活用した整備・管理運営の手法を採用し、2021年度の開園を目指す。

 最寄りの西鉄高宮駅から徒歩5分という好立地で、気軽に散策できる庭園として市民の利用を図るほか、市を訪れた外国人観光客が日本文化や歴史を体験できる場所にする考え。国際的な会議や展示会の開催時には「迎賓館」のように使うことも検討する。

 市は17~18年度、敷地(約1・9ヘクタール)の整備、主屋や茶室(建築面積計約580平方メートル)の復元、民営施設の整備を一体的に担う事業者連合体を公募。指定管理などの手法を使い、管理運営や効果的な運用をしてもらう。主屋や茶室は壁紙やふすま、家具などを新調できるようにする。樹林地の整備は市が行う。

 貝島家は、炭鉱経営で麻生家、安川家とともに「筑豊御三家」に数えられた。同住宅は1915年に直方市に建てられ、27年に現在地に移築。2003~05年に市に寄付されたが、敷地は一般開放されていない。

=2017/06/21付 西日本新聞朝刊=

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