福岡市議会 最終日荒れ模様に 局長答弁や議長辞任巡り紛糾

 福岡市議会6月定例会は最終日の22日、長住中央公園(南区)の再整備問題に関する局長答弁と小畠久弥議長の辞任の取り扱いを巡り、本会議開会が深夜にずれ込む荒れ模様になった。福岡空港出資問題で異例の再議となった前定例会に続いて、会期が延長される展開となった。

 問題となったのは16日の本会議一般質問で、長住中央公園の再整備の一環でソフトボール球場を廃止するか存続するかを巡り、高島宗一郎市長の側近である光山裕朗住宅都市局長が行った答弁の一部。存続を求める新村優市議(無所属)の質問に対して光山局長が「議員、いいかげんなことを言ってもらったら困ります」などと反論。これに対して議会側が「議員軽視」などと反発していた。

 この日の議会運営委員会では自民、公明、市民クラブ、共産などの賛成多数で、光山局長に本会議での謝罪と答弁取り消しを求める小畠議長名の文書を出すことを決め、提出した。

 一方、議長辞任を巡っては、自民出身の小畠議長が定例会中に、「一身上の都合」との理由で4年間の任期半ばでの辞任を表明。これに対し、共産や緑とネットが、2009年6月に自民出身の議長が同様に辞任した際、各会派で確認した(1)正副議長は任期を全うする(2)市民の信頼と議会の権威を高めるため、今回のような行為は二度としないよう努力する-などの覚書に反するとして批判していた。

 こうした案件への対応で22日は終日、議運委と議運委理事会、各会派トップによる代表者会議、議会側と市執行部側の協議が断続的に続いた。その結果、局長答弁については市側が、謝罪要請を受け入れると回答。議長の辞任は各会派が今後、覚書を順守することを確認し、辞任を認める方向で折り合った。

 当初、午後1時すぎの予定だった本会議は午後11時半前にようやく開会した。光山局長の謝罪と議案採決に引き続き、23日未明に議長選が行われ、自民の川上晋平市議が新議長に選出される見通し。

=2017/06/23付 西日本新聞朝刊=

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