「北九州との連携は慎重に」 福岡空港民営化審査で議論 福岡市議会

 福岡市議会9月定例会は15日の一般質問で、福岡空港民営化に伴う北九州空港との連携を巡り、やりとりが交わされた。福田衛市議(自民新福岡)が「(新運営事業者選定の)審査で、北九州空港との連携に焦点が当たっているのは本末転倒」と慎重な対応が必要との認識を示したのに対し、中村貴久港湾空港局長も「連携の提案は、福岡空港がいかに活性化するかの観点から評価されるものと考えている」と答弁した。

 福岡空港民営化に関してはこの日、国が事業者選定の第1次審査の結果を公表した。その審査基準には、北九州空港との連携が盛り込まれ、将来の両空港の一体運営を特例的に認める考えが示されている。県は推進する立場だが、福岡市役所内には「北九州とのパッケージ論」の突出を警戒する声がある。

 中村局長は、現時点では福岡、北九州両空港の一体運営は決定していないと強調。その上で「例えば発着枠を越える(航空会社の)就航希望を北九州空港に誘導し、福岡空港の混雑緩和を図る提案は高く評価される。重要路線を北九州に移転させるなど、福岡の活性化につながらない提案は評価されない」と述べた。

 福田市議は両空港の役割分担と相互補完の観点から、「福岡では対応できない早朝、深夜便などを、24時間離着陸可能な北九州へ誘導することは考えられる」と応じた。

=2017/09/16付 西日本新聞朝刊=

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