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「市民に最善の再出発を」 太宰府市議会市長不信任 傍聴席の声 市議選、市長選は必至

自らの不信任決議案に対する議員の投票を見つめる芦刈市長(右手前)
自らの不信任決議案に対する議員の投票を見つめる芦刈市長(右手前)
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 27日に開かれた太宰府市の臨時市議会で不信任決議された芦刈茂市長は30日、議会を解散するか、失職の道を選ぶか、橋本健議長に態度を表明する。議会を解散する公算が大きく、12月上旬の市議選と来年1月末か2月初めの市長選が必至の情勢だ。臨時議会を傍聴した市民からは「不信任の根拠が浅いと感じた。とにかく議会と市長の対立はみっともない」などの声が聞かれた。

 不信任案には7人の議員が賛成討論を行った。市議選には約3千万円かかることから「市長は『ムダづかいにNO!!』を掲げて当選した。市議選は無駄遣いだ」「市長選が一番分かりやすい」として議会を解散して市議選を行うのではなく、市長失職による市長選を求める意見が続いた。

 賛成討論した7人のうち、4人は一昨年6月の定例議会で、市長が提案した市長給料削減案(賛成6、反対11で否決)に賛成していた市議。「議会と市長はこれ以上、歩み寄れない。相互理解は難しい状況」「組織体としての行政の課題は残るが、市政の混迷は市長自身の判断から生じた」などとして不信任決議はやむをえない、との意見を述べた。

 議長を含めた18議員全員が不信任案に賛成。閉会後、市長は決議の「資質の欠如」との指摘に「既得権益などに縛られない政治を目指している。それが私の資質問題にされるのは残念」と言明。疑問の声がある市議選には「民意を問う市議選、市長選は必要。今の市政は混乱ではなく生みの苦しみ」と強調した。

 この日の議会を市民約50人が傍聴。「議員の意見しか聞けなかった。判断材料が少ない」(60代男性)、「議会も市長も市政の再出発はどうすればいいか、市民にとって最善の方法を考えて」(70代女性)などの声があった。

=2017/10/28付 西日本新聞朝刊=

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