困窮世帯に学習支援員 福岡市が不登校の中学生宅へ派遣

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 福岡市は新年度、保護者の病気などで困窮して不登校や引きこもりになっている中学生に対して、家庭教師を派遣する新たな学習支援に乗り出す。

 市生活自立支援課によると、生活困窮世帯の児童生徒向けに集団学習支援の場はこれまでもあったが、偏見を気にしてか、支援が必要な子の参加につながりにくかったという。

 このため市は個別に学習支援することにした。学習支援員として勉強を教える民間事業者を近く公募。個別指導するノウハウを持つ学習塾などを見込んでいる。

 支援対象は衣食住が不十分だったり、引きこもりになって学習が遅れていたりして親子ともにケアが必要で、生活保護や就学援助・児童扶養手当受給世帯に限る。

 ケースワーカーや学校と連携し、まず社会福祉士の資格を持つ相談支援員が支援が見込まれる家庭への訪問を重ねる。保護者の同意を得られれば学習支援員も同行し、週1日、1~2時間勉強を教える。高校進学後も授業についていける基礎学力の習得を目指し、親子の悩み相談や進路相談にも応じる。

 市は現在のところ、高校入試を控えた中学新2、3年生約20人が対象になると想定。2018年度当初予算案に関連経費約1900万円を盛り込む。

=2018/02/17付 西日本新聞朝刊=

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