福岡市がピロリ菌検査に助成 35、40歳胃がん予防

 福岡市は2018年度から、年度内に満35歳と40歳になる市民を対象に、胃がんの危険因子とされるピロリ菌の検査費用の助成を始める。検査は通常5千円程度かかるが、千円の自己負担で受けられる。関連事業費約2500万円を18年度一般会計当初予算案に計上した。

 ピロリ菌は胃の粘膜にいる細菌で、胃がんのリスクを高めるとされる。世界保健機関(WHO)の報告では、胃がんの原因の8割がピロリ菌で、除菌すれば発症を3~4割減らせる可能性があるという。

 胃がんは、がんの部位別でみると発生率1位、死因では3位。30~40代では2割程度がピロリ菌に感染しているとされる。住民の検査への助成制度は福岡都市圏を含めて全国の市町村で導入が進んでおり、福岡市も市民のがん予防と医療費抑制の観点から始めることにした。

 対象者は35歳と40歳で計約4万人。検査は7月から実施予定で、全員に検査を勧めるはがきを送付する。検査場所は指定の医療機関や各区の保健福祉センターで、血液検査でピロリ菌の有無を調べる。検査で陽性だった場合は、服薬による除菌治療が一般的という。

=2018/02/22付 西日本新聞朝刊=

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