ロープウエー巡り応酬 福岡市議会特別委総会 往来予測に疑問指摘も

 福岡市議会は22日、条例予算特別委員会総会を開き、高島宗一郎市長が意欲を示している博多港中央・博多ふ頭(ウオーターフロント、WF)地区とJR博多駅、天神地区を結ぶロープウエー構想を巡る質疑が行われた。

 市は1月、ロープウエーを含むWF地区の新交通システムを検討する有識者研究会を立ち上げ、2018年度一般会計当初予算案にも関連費用約2千万円を計上している。

 星野美恵子市議(共産)は、市がクルーズ船によるインバウンド(訪日外国人客)や大型コンベンション(MICE)の増加を見込み、WF地区周辺で約20年後、1日当たり約16万人の往来を推定していることについて、「希望的観測を幾重にも積み上げただけだ。ロープウエーを通すための無責任な数字ではないのか」と主張。インバウンドは国際政治情勢により変動するとして、ロープウエーとWF再整備の構想をやめるべきだ、と述べた。

 これに対し、高島市長は「WF地区は現在でも渋滞が問題になっており、今後ますます交通対策が重要な課題となる。ロープウエーは将来的な構想として話をしている」などと理解を求めた。

=2018/03/23付 西日本新聞朝刊=

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