太宰府の市道改良工事 国の補助率が要望下回る 市の保育園移転計画に影響

 太宰府市が計画する市道「水城駅・口無線」改良工事に内示された国の本年度補助率が、市の要望の半分以下になっていることが分かった。工事費は私立保育園移転費3億円超を含み、楠田大蔵市長は19日、内示を議会側に説明し、計画変更の可能性を伝えた。今後の方針は6月議会で示す考えだ。

 私立保育園の移転をめぐっては、市が保育園移転について十分な説明なしに予算を計上したため、一部市議や市民から批判の声が上がっていた。

 議会への説明は全員協議会(非公開)であった。市は予算額3億5500万円の55%の補助率を要望していた。しかし関係者によると、内示された補助率は要望した額の20%強で、市の支出は2億8千万円超になるという。

 予算額のほとんどは保育園移転補償費。道路沿いにある保育園が計画歩道に幅約50センチ支障になるため、移転が必要とされている。

 議会全協では、議員から「複数年度にわたっても、補助金を得て保育園移転を進めるべきだ」「前提の補助金がつかないなら、移転はやめた方がいい」などの意見が出たという。楠田市長は「基本的には計画を進める方向で、知恵を絞りたい」としている。

 保育園移転予算の凍結を市長に陳情している市民の1人は「保育園を移転しない道路改良方法を考えるべきだ」と主張している。

=2018/04/20付 西日本新聞朝刊=

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