会場から多様な意見 シンポジウム「フクオカ円卓会議」

パネリストも会場も意見を出し合った「フクオカ円卓会議」=6月17日午後、福岡市早良区
パネリストも会場も意見を出し合った「フクオカ円卓会議」=6月17日午後、福岡市早良区
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 「円卓会議」では、会場からの発言も相次いだ。

 福岡県福津市の行政書士の男性(51)は、就労ビザを取得するためのハードルが高すぎると指摘。「四年制大学を卒業した留学生には就労を認めるか、研修ビザのようなものを出してはどうか」と話した。

 アルバイトをしながら同県内の大学院に通う韓国人留学生の女性(26)は「週28時間の制限は経済的に厳しいが、働いている事業所が、手当を付けてくれたり研修に出してくれたり支援してくれる。事業所の理解が大切だ」などと語った。

 日本語学校を運営する同県宗像市の男性(38)は、専門学校や大学の中には、入学しても就職のサポートがない学校があり、多くの外国人が苦労していると語り、「法務省や県は留学生を受け入れる学校について、きちんと教育をしているか、抜き打ちで検査するべきだ」と訴えた。

 神戸大で教える女性は、納税者としての外国人という視点から受け入れを前向きに考えられないかと質問。毛受氏が「定住者は納税者としてだけでなく、消費者にもなる」と賛同した。福岡県大木町の会社社長の男性(61)は、空き室となっている市営住宅などを活用し外国人と共生できるのではと提案し、「行政は遅れている。きちんとリーダーシップをとってほしい」と注文した。

=2017/06/27付 西日本新聞朝刊(特集面)=

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