《県内11選挙区直前情勢》 福岡4区 民維共闘 受けて立つ自民

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 「アベノミクスは地方に届かなかった。私たち維新にもう一度力を貸していただければ、必ず地方を元気にしていく」

 3連休初日の22日午後、福津市の大型ショッピングモール前で、維新前職の河野正美(53)は信号待ちのドライバーに訴えかけた。「短期決戦。直接有権者に顔を見せて、風を起こさなければならない」

 「第三極」が競い合った2012年の前回、福岡4区には6人が立候補した。民主を離党した未来前職とその対抗馬として民主が擁立した新人が票を奪い合う中、旧日本維新の会から出馬した河野は比例復活ながら初当選した。それから2年。後援会組織も整わないままの突然の解散に、陣営は危機感を募らせる。

 1強自民に、いかに立ち向かうか-。民主は前回福岡8区で立候補し落選した元職を4区に擁立する方針だった。しかし、維新との共闘を優先し、元職は福岡1区へ。河野は「野党統一候補」として再選に挑む。陣営は「前回と比べると逆風だが、共闘で少しだが追い風が吹き始めた」と意気込む。

 自民前職の宮内秀樹(52)は22日、宗像市日の里地区で、高齢化が進む大型団地再生のための住民会議に参加した。「親が建てた一戸建てに子どもが続けて住むケースはどれくらい?」「Uターンを呼び掛けては?」。有権者と交わった。

 党国土交通部会の副部会長。住民会議では臨時国会に議員立法で提案予定だった「無電柱化推進法」に触れ、「日の里を無電柱化のモデル地区に」と提案。政権党の実績と地域密着の姿勢をアピールした。

 「この2年間、週末はできる限り地元のイベントに顔を出した。負けは許されない」と陣営。同じ日には後援会の代表者200人が集まる選対会議を開き、態勢づくりを加速させた。

 共産新人の新留清隆(59)は4度目の立候補。3連休は福祉施設やイベント会場を訪問しつつ、国道沿いなどで演説。消費税増税について「他党は皆、先送り。反対をしているのは共産党だけだ」と対決姿勢を鮮明にする。 (敬称略)

=2014/11/26付 西日本新聞朝刊=

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