福岡、各党の手応えは? 衆院選14日投開票

 衆院選は14日、投開票される。12日間の選挙戦の期間中、各政党の訴えは有権者にどう伝わったのか。県内小選挙区に候補者を立てた自民、民主、維新、共産、社民各党と比例代表九州ブロックに候補者を擁立した公明党の各県組織の幹部に手応えを聞いた。

 【自民】政策への理解深まる 自民党県連・松山政司会長

 安倍政権の経済政策「アベノミクス」を進めていくのか、止めてしまうのかが問われる選挙だった。野党が具体的な経済政策を示さない中、有権者と直接会って話すと、多くの人が真剣に耳を傾けてくれた。アベノミクスの成果を地方に実感してもらうのはこれからだが、政策への理解は深めてもらえたと思う。地方議員も一体となって動き、来春の統一地方選に向けても、いい戦いができた。

 【民主】支持層の回帰を実感 民主党県連・吉村敏男代表代行

 安倍政権のアベノミクスが続けば、円安による物価高がさらに進み、生活が苦しくなる市民が増える-。そうした「政策の影」が強くなっていることを訴えた。自民党に対抗できる選択肢を示し、非自民の受け皿となり得るのは民主党しかない。各候補とも街頭や集会で熱心にアピールしてきた。前回衆院選と比べて、民主支持層からの信頼が回復してきていると実感している。

 【維新】4区で必ず勝ちたい 維新の党県総支部・富永周行幹事長

 橋下徹共同代表が大阪市長として自身の給与を約4割カットした実績を基に、国会議員の定数と議員報酬を3割削る「身を切る改革」の必要性や公務員給与の適正化を訴えた。橋下氏と江田憲司共同代表の2人が県内で街頭演説し、政策の浸透や無党派層からの支持につながった。日を追うごとに手応えがよくなった。県内では唯一、福岡4区に候補を擁立しており、必ずここで勝利したい。

 【公明】4議席へ力尽くした 公明党県本部・浜崎達也幹事長

 短期決戦だったが、推薦した自民党の小選挙区候補との選挙協力も比較的順調で、手応えのある選挙戦になった。党が一貫して主張している消費税増税時の軽減税率導入の訴えは有権者の反応もよく、自公連立政権の中で、自民への「重し役」として期待されているのも感じた。投票率の低下が懸念されるが、比例代表九州ブロックでの悲願の4議席獲得に向け、最後まで力を尽くした。

 【共産】反自民の受け皿実感 共産党県委員会・岡野隆委員長

 選挙戦を振り返ってみると、終盤にかけて共産党への支持の広がりを実感した。消費税10%への増税中止、「政治とカネ」の問題を中心に街頭演説などで訴えてきた。投票先に迷っている人の選択肢となり、安倍政権に対する不安や不満、怒りを受け止める「反自民の受け皿」になったという手応えがある。共産が伸びれば政治がきっと変わる。支持拡大に向け、最後まで全力で取り組んだ。

 【社民】終盤になって好反応 社民党県連合・村山弘行幹事長

 集団的自衛権の行使反対を訴えた。報道各社の情勢取材では自民党が優勢とされているが、公明党と合わせて与党が議席数の3分の2を占めれば、9条をはじめとする憲法改正が現実になる。本当にそれでいいのかを問うた。公示直前に福岡11区の候補者が決まり、選挙戦の準備に追われたが、終盤になって有権者の反応がよくなった。九州では比例も含め最低でも2議席を確保したい。

=2014/12/14付 西日本新聞朝刊=

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