試供食材を無償提供 佐世保市の食材卸会社 子ども食堂団体など支援

フードバンク協和から無償提供される食材=23日午後、佐世保市
フードバンク協和から無償提供される食材=23日午後、佐世保市
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 長崎県佐世保市の業務用食材卸会社「協和商工」は23日、子ども食堂の運営団体や児童養護施設に4月から、食品会社のサンプル商品や試食会用で賞味期限前の食材を無償提供すると発表した。食材を有効活用するもので、非営利の法人「フードバンク協和」を設立し、運営する。

 同社によると、食材卸会社が子ども食堂を本格支援するのは全国で初めてという。同社は「食材調達に困っている団体の支援になれば幸い。同業他社にも広がってほしい」としている。

 提供品は、簡単に調理できる味付け済みの唐揚げや牛丼の具など冷蔵・冷凍品が中心。缶詰などの常温品も含めて50~100種類を最大千食用意する。全食材をホームページに掲載し、登録した団体などが希望する商品を本社で受け渡す。冷凍むきえびなど単品具材は調理法も紹介する。

 運営開始から1年以内には、長崎市と佐賀県神埼市にある支店、福岡市や宮崎市の営業所でも受け渡しができるようにするという。

 協和商工は1953年創業の中堅企業で、ホテル向けなどに食材を販売。サンプル商品などの賞味期限切れに伴う廃棄は年間約500万円分、千種類に達するという。フードバンク協和の理事長に就く協和商工の加城(かしろ)敬三専務は「本業を生かした社会貢献になる」と話している。

=2017/01/24付 西日本新聞朝刊=

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